「イタリアサッカー界全体の損失」カラフィオーリ逃したユベントスSDが胸中告白、招へい成功のモッタ監督は「全面的に支持」
ユベントスのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリスティアーノ・ジュントリ氏が今夏を振り返った。 ボローニャを躍進させたチアゴ・モッタ監督を招へいし、新たな船出を切った今シーズンのユベントス。セリエAでは直近3試合連続でゴールレスドローも開幕から無敗を維持し、2シーズンぶりに復帰したチャンピオンズリーグ(CL)では初戦を白星で飾った。 モッタ監督を招いたうえ、サラリーカットに動きつつ積極的な補強を進めたジュントリSDは『コリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューに対応。さまざまな質問に答えるなか、今夏の指揮官選びについて語った。 「ボローニャでの彼(モッタ監督)の活躍は明らかだったし、彼に注目していたのは我々だけではなかった。そのことは承知でカードを切った。明白なのは彼のサッカープロジェクトを全面的に支持したということだ」 また、モッタ監督に代わるプランBの存在にも言及。「名前は言わないが、ヨーロッパで活躍し、今も活躍している外国人監督だ」と明かしている。 さらに、最終的にアーセナルが獲得にこぎ着けたイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリについてもコメント。確保できなかったことに加え、セリエAにとどめておけなかったことを悔やんだ。 「彼はユベントスにとってだけではなく、イタリアサッカー界全体にとっての損失だ。彼のような選手をイタリアにとどめておく力がなかったことに疑問を持つべきだ。ビッグチームはどこもディフェンダーを取ったが、彼ではなかった」 今シーズンのスクデット争いにも触れたジュントリSD。現時点では自身のチームを優勝候補に含めていない。 「まだ言うには早いが、インテルとナポリが優勝候補だ。歴史が証明しているように、いつだって経験豊富なチームが勝つ。インテルはそうだし、ナポリは戦略を変えたことでそうなった」 「我々は大きく変わったし、そうなればいつだってリスクを伴う。サッカーに対する考え方を完全に変え、ゼロからスタートした」 「自分たちに何ができるのかはまだわからない。自分たちを見つけ出そうとしているところだ。今は理解しようとする好奇心がある。何ができるのか見てみよう」
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