在宅医療や介護現場での「カスハラ」やめて…業界団体の関係者ら「密室で1対1でケア」理解求める
在宅医療や介護の現場での暴力や暴言、セクハラなどのカスタマーハラスメント(カスハラ)防止を呼びかけようと、福岡県や業界団体の関係者ら約20人が、福岡市のJR博多駅前で街頭啓発を行った。 【イメージ】カスタマーハラスメントの例
高齢化で自宅を訪問する介護や看護、リハビリの専門職らの需要が高まる一方、利用者やその家族によるカスハラも問題となっている。県は6月に警察OBらによる相談窓口「在宅医療・介護職員カスハラ相談センター」を開設したが、11月末までに計98件の相談が寄せられているという。
街頭啓発は25日にあり、参加者は実態を知ってもらおうと、通行客らにチラシを配ったり、横断幕を掲げたりした。県理学療法士会の松崎哲治副会長は「密室で1対1でケアをしているので、少しでもハラスメントが減るように(理解を)お願いしたい」と話していた。