職人技術が受け継がれた「SANDERS(サンダース)」の「MILITARY COLLECTION(ミリタリー コレクション)」に迫る
アッパーレザーと「Studded rubber sole(スタデッド ラバー ソール)」
SANDERS MILITARY COLLECTIONのアイテムを3つ見てきたが、その素材となるレザーと特徴的なソールについても知っておきたい。 アッパーレザーにはポリッシュドレザーという特殊コーティングを施し、表面には樹脂被膜がある。そのため、独自の光沢感を維持し、比較的水に強いため、天候にも左右されにくい万能なレザーと言えるものが使用されている。
そしてソールは、「Studded rubber sole(スタデッド ラバー ソール)」といい、見た目のエレガントさと耐久性を兼ね備えたソールになっている。 スパイクのような突起。この突起が地面をしっかりととらえ、ぬれた路面や悪路でもグリップ力を発揮する。これらの長所がミリタリーシューズとしても多目的な用途に採用された理由となっている。
SANDERSの革靴は、伝統の職人技と品質が詰まった逸品揃いだ。ビジネスからカジュアルまで、さまざまなシーンで活躍する一足を手に入れることで、ファッションに一層の深みと品格を得られる。ソールの交換など、適切なメンテナンスを行いながら、大切に履き続けることで、その魅力はますます増していくことだろう。 [1]グッドイヤーウェルト製法: 底付けの製法のひとつで、リブというパーツに、アッパー、中底、ウェルトを一緒に縫い付け、本底と縫合する製法。中底部分にクッション性を出すために入れたコルクが、履き込むにつれ自分の足裏の形にフィットし、履き心地のよさが生まれる。この製法は、アッパーと本底を直接つなげないため、アウトソールの交換が複数回可能。 [2]ISO: スイスのジュネーブに本部を置く国際標準化機構(International Organization for Standardization)。品質・材質、性能・機能、安全性、サービスに対する国際規格があり、ISO認証を取得することは、工場・組織がそれに準じて継続的なモノ作りをするために管理体制・生産体制を構築している証しとなっている。