【「会社員を辞めた後の人生」は人脈が10割です】全業界「とんでもない人脈」を作ったシンプルな方法 40歳半ばからでもできた!「口下手の内向的人間」こそ「食の力」で人生を変えよう
これがケミストリー(肌が合う、フィーリングが合う)ということだと思います。そんなケミストリーの合う人と巡り合うことができるのも、大いなる幸せです。 さらには、人との交流から新しい発想が生まれたり、新しいビジネスも生まれたりすることもあります。なかでも、自分が引き合わせた人同士が意気投合し、新たな活動やプロジェクトが始まるのは無上の喜びです。 人脈を得たことで、人生における喜びは間違いなく何十倍、何百倍にもなっていると思います。
ただ、こうして今リタイア後の人生が楽しく充実しているのは、今までの人脈活動のおかげであることはまちがいありません。 ■口下手の人見知り、40歳までは人脈ゼロ 各所からひっきりなしに人の紹介を頼まれ、「人脈の達人」「スーパーコネクター」と呼ばれることもある私ですが、それらの言葉から世間がイメージするような「機を見るに敏」なタイプではありません。 むしろまったくの真逆で、人見知りの「内向型」、おまけに「口下手」です。
たとえば異業種交流会で知らない人に臆せず話しかけていかにも親しそうに話し込む……なんてことはまったく苦手です。 意を決してそういう会に参加したこともありますが、数人と名刺交換をして、一言二言会話を交わしただけで終了。しかも、その頼みの数人ともその場限りで終わってしまいました。 そもそも40歳になるまでは典型的な仕事人間で、交友関係は仕事関係者だけでした。 当時、生命保険会社の破綻が続いたこともあり、保険会社の経営体質を強化し、健全性を確保するための制度づくりを業界の中心になって奔走した時期で、プライベートで会食するゆとりがなかったことも理由です。
40代も半ばに差し掛かろうというころになって仕事も落ち着き、ようやく時間的に多少の余裕ができたとき、「仕事ばかりで、自分の人生はこれでいいのかな」という漠然とした不安に襲われ、はじめて仕事以外の分野の人との人脈づくりを意識するようになりました。 だから、私の人脈は40代半ばから築いたものです。その意味では何歳からでも「遅すぎる」などということはまったくありません。 私は内向的人間ではありますが、親しい人、気の置けない仲間との交流を心から楽しく思っています。おそらくこれは私だけではなく、多くの内向型人間の共通点ではないでしょうか。