世界のトップコレクターたちは今年なに買った!? 3名の購入作品を大公開
ローラン・アッシャー
ローラン・アッシャーは、来春イタリアでAMAヴェネチア財団の設立を予定している。その準備を進める中で、ジョナス・ウッドの《L.A. Window》(2023)やジャデ・ファドジュティミの《Plum are not plum until you think about plum and realize there no plum to be seen》(2023)、チャールズ・レイの手漉き紙を用いた彫刻《Everyone takes off their pants at least once a day》(2024、画像参照)などを購入した。
チーチ・マリン
チーチ・マリンは、ウィングゲート財団およびカリフォルニア州のリバーサイド美術館と共同で、イスラエル・アレハンドロ・ガルシア・ガルシアの《Mojado No.1》(2023、画像参照)を購入。この作品には、アメリカとメキシコの国境で命を落とした移民の推定人数を表示するデジタルカウンターが組み込まれている。マリンはUS版ARTnewsにこう語った。「このアーティストの作品には、移民の体験が記録されています。彼は、故郷を離れざるを得なかった人々が住む周縁的なコミュニティを訪れ、そこで情報やアイデア、イメージ、オブジェ、ストーリーを収集しながら作品を生み出しているのです」
ARTnews JAPAN