ウイリアムズ移籍が決定したサインツの仕事をフェラーリF1代表が称賛「彼は非常にプロフェッショナル」
スクーデリア・フェラーリを率いるフレデリック・バスールは、シーズン開始以来カルロス・サインツがフェラーリのために行ってきた仕事を称賛した。彼は同時に、スペイン人ドライバーが来季2025年に向けて最良のシートを見つけるために懸命に努力していたが、そのことはトラック上でのパフォーマンスに影響を及ぼさなかったと指摘した。 【写真】2024年末にフェラーリを去るカルロス・サインツ 7月下旬になってようやく去就が確定した、サインツの状況がいかに困難であるかを認識していたフェラーリのボスは、ベルギーGPの終わりにサインツの仕事ぶりについて質問されると、彼が今シーズンずっと行ってきたことについて大きな賛辞を送った。 バスールは自身の見解として、「カルロス(・サインツ)はここスパを含め、シーズン(前半)を通して非常に素晴らしい仕事をした」と明言した。 「確かにここ数週間、彼は以前よりもずっと多くの質問に答えなければならず、それが一種の気晴らしになっている」と指摘したと同氏は、スパでサインツが見せたパフォーマンスについて「Q1とQ2で素晴らしい仕事をした。ターン1でミスをしたのはQ3の最終ラップだけだ」と主張し、すぐに「ターン1でブレーキをかけるのがわずか5メートル遅かったという事実が、来年のシートがないことの結果だと結論づける必要はない!」と付け加えた。 そして、シーズン前半の14回のグランプリでサインツが成し遂げた仕事を振り返り、次のように説明した。「シーズン前半を見れば、ジェッダ(第2戦サウジアラビアGP)を欠場したという事実も考慮すると彼は非常にうまくやっている。彼は非常にプロフェッショナルで一貫性がある」 「かなり早い段階で(ルイス・ハミルトン加入の)発表を行い、彼に完全に集中してもらうことが、今年の初めの私のモチベーションの一部だった」 「それに、ある段階で彼はどこかのチームと契約しなければならないだろうし、そのことに気を散らされる可能性もあったが、そう予期しておく方がずっとよかったんだ」 最後に、サインツが2025年にどのチームでレースをするかまだ決めていない段階で、ウイリアムズ、アウディ(キック・ザウバー)、アルピーヌとの話し合いに深く関わっていることを指摘したバスールは、あらためて次のように強調した。「カルロスのアプローチが非常にプロフェッショナルであることに疑問はないし、昨年同様、今シーズンも初日から間違いなくそうだった。カルロスについて不満はまったくない」 [オートスポーツweb 2024年08月01日]