【ハイライト動画あり】帝京大学が会心勝利!明治大学から前半5トライ。関東大学対抗戦2024
FL青木恵斗主将率いる2024年度の帝京大学が覚醒した。 【ハイライト動画】帝京大学 vs. 明治大学
11月17日(日)の関東大学対抗戦で、4勝1敗(3位)の帝京大学と5戦全勝(1位)の明治大学が、東京・秩父宮ラグビー場で激突した。
2週間前に早稲田大学に大敗(17-48)を喫している帝京大は、負ければ対抗戦の4連覇が途絶える状況。相手は筑波大学を31-0で完封した明治大とあって、試合前のムードは「帝京大あやうし」だった。
が、キックオフ直後から、劣勢のムードは消し飛んだ。
帝京大は自陣からLO本橋拓馬がバックドアにパス。ここから左隅までボールを運んでWTB生田弦己がビッグゲイン。さらにSO本橋尭也が抜けだしゴール前まで一気に迫った。
早稲田に負けたことが本当に悔しかった――。先発起用された帝京大FL森元一気が率直に話していた。
「早稲田に負けて、チーム一丸となってこの一戦に向けて練習してきました」
大学3連覇中の帝京大だが今季テーマは「チャレンジャー」。「先輩たちが築き上げて残してくれたもので、僕たちは結果的に何も成し遂げていない」(FL青木主将)との思いから設定したという。
キックオフ直後から挑戦的なプレーで先手を取る姿は、まさにチャレンジャー。
タッチキックのミス、ファーストスクラムのペナルティがあって一時的に後退したもの、前半6分、ラインアウトからの2次目でSO本橋がラインブレイク。WTB生田が二度目の正直で左隅に先制トライを奪った。
そして、この日の圧巻はディフェンスだった。
7点リードされた明治大が前半8分頃に連続攻撃を仕掛けるが、“赤壁”に阻まれてフェーズのたびに下がっていく。怒りすら感じるディフェンスで、衝突局面で「らしさ」を発揮した。
さらにFL青木、CTB大町佳生の二人掛かりのジャッカルで敵陣に入ると、FW戦で背番号2、4、1、7がラックサイドに次々突進。逆サイドに振り、低いプレーができるLOダウナカマカマ カイサ(大分東明)が2本目を奪取した。