【ハイライト動画あり】帝京大学が会心勝利!明治大学から前半5トライ。関東大学対抗戦2024
これでバックスとフォワードで1本ずつ。
帝京大が別のトライパターンで武器の豊富を見せつける一方で、明治大はアタックでボールロストを連発。帝京大のボールへのタックルが効いていた。
さらにFL青木主将のトライ(前半23分)を重ねた帝京大に対し、21点ビハインドとなった紫紺ジャージーは前半32分に反撃に転じる。
CTB秋濱悠太がワンステップで抜け出し、サポートのルーキーWTB白井瑛人がフィニッシュ。この日ライン参加が効果てきめんだった19歳はMIP(モストインプレッシブプレーヤー)に輝いた。
だが真紅ジャージーの勢いが止まらない。
4本目のキーマンは今秋初先発となったFB小村真也。早稲田大戦で劣勢になったキックゲームに安定感をもたらすと、前半35分にはキックカウンターから突破。
最後は一見ファンブルかと思う絶妙チェストパスで、CTB上田倭士の4本目をアシスト。帝京大はさらにFL青木主将が1トライを追加し、ワンサイドゲームの雰囲気のまま33-7で前半を終えた。
迎えた後半、明治大のプライドが炸裂したのは、さらに1トライを奪われて33点ビハインド(7-40)となった後半9分だ。
リスタートのキックオフ(44分45秒)から約3分半、紫紺ジャージーがアタックを続けたのだ。
日本代表に追加招集された兄・耕太郎(BR東京)に負けじと、19歳のSO伊藤龍之介が敵陣22mに迫る。そして20フェーズ目、ライン参加したWTB白井がタックラー4人を振り解いて48分21秒にグラウンディング。明治大が意地の2本目で14-40とした。
その後1本ずつトライを奪い合い、帝京大は後半37分にPG成功で27点差(48-21)。このまま完敗ムードで終わりたくない明治大はラスト、敵陣ゴール前ラインアウト。
ここで途中出場のHO金勇哲が最後尾のモールで前進。確実に押さえたが、時すでに遅し。最終スコアは20点差(28-48)。明治大学は対抗戦初黒星で5勝1敗(暫定1位)となった。