【フランスの結婚事情1】8歳年下のフランス人男性と結婚した日本人スタイリスト
25歳の年齢差があるフランス大統領夫妻が登場したこともあってか、フランスでは夫は女性が年上のカップルが年々増えていると言われています。8歳の年齢差、国籍の違いを乗り越えて結婚した素敵な日本人スタイリスト・ジャーナリスト女性と会社員男性のカップルに、恋愛観・結婚観を聞きました。 【画像一覧を見る】
フィーリングがぴったり合えば、カップルの年の差は関係ない。
パリで活躍するスタイリスト、ファッションジャーナリストであり、ライフスタイルブランド『LERET.H(ルレ・アッシュ)』を主宰するひろこ・鈴木・ルレさんと会社員のオリヴィエ・ルレさんカップル。8歳の年齢差のある2人が知り合ったのは2005年、モンマルトルのカフェでした。 「恋人と別れて落ち込んでいた私を心配して『独身の男女が出会えるカフェがあるから行ってみよう』と女友達が誘ってくれたのです」(ひろこさん) 第一印象はお互いに「興味深いけど、運命を感じるほどではない。もう少し会ってお互いを知りたいかな」程度。それから週に1度のデートを重ね、愛情を深めていったそう。「出会ってから1年後、彼が当時住んでいた8区のアパルトマンから11区の私のアパルトマンに引っ越してきました。結婚をしたのはその1年後の2007年。私が46歳の時です」(ひろこさん) 子どもは持たない、という選択をした2人。結婚自体は急いでいなかったものの、自然な流れで一緒に。「当時僕は38歳。それまで何人かの女性と付き合いましたが、結婚を考えたのは彼女が初めてでした」(オリヴィエさん) ひろこさんの長所は人好きでオープンなところ。フランスでの生活は大変なことも多いのに、自分を信じて前進する強さにも惹かれる、とオリヴィエさん。「2006年に彼女の両親に会いに、東京へ行きました。ご両親は、娘がフランス人と結婚するのに全く問題はない、と言ってくれたのです。彼女と同じく、とてもオープンな人たちで安心しました」(オリヴィエさん) 終始一緒に過ごすフランス人カップルとは異なり、2人は別々に過ごす時間も多いそうです。「彼も私も、1人で過ごす時間を大切にしています。そして我慢をせず、私らしく生きてほしい、というのが彼の考え。だから友達と急に夜ご飯を食べることになっても、快く送り出してくれます。彼は柔軟性があり、決して『ノン』と言わない。まずは試してみる。そんなところを心から尊敬しています」(ひろこさん)