名鉄が運転体験 ふるさと納税の返礼品 尾張旭市に10万円寄付で
名古屋鉄道は6日、尾張旭市のふるさと納税の返礼品として、運転体験などができる「名鉄電車運転体験in尾張旭検車支区」を実施すると発表した。ふるさと納税仲介サイトの「さとふる」を通じて、同市に10万円を寄付すると、先着20人に運転体験イベントの参加券を送付する。名鉄がふるさと納税返礼品としてイベントを提供するのは初めて。実施日は9月29日。申し込み開始は8月9日正午。 午前の部(8時~)と午後の部(1時~)の2回開催で、定員は各回10人。中学生(13歳)以上が対象。 当日は、普段入場できない尾張旭検車支区で運転講習を受けた後、4000系車両を使って、1人1回約100メートルの運転体験ができる。運転終了後、制帽を着用した状態での記念撮影やアナウンスなどの車掌体験、施設見学を予定している。 名鉄と尾張旭市が4月に締結した「地域活性化包括連携協定」と、名鉄が推進する「瀬戸線沿線価値向上プロジェクト」にある「魅力あるまちづくり尾張旭プロジェクト」の一環。名鉄が6月に同検車支区で実施した運転体験イベントには、定員の7倍を超える申し込みがあったという。(尾東)