混雑避けて安く駐車…阪神高速が特別料金、次世代サービスに生かす
万博来場を円滑化
阪神高速道路(大阪市北区、吉田光市社長)は、2025年大阪・関西万博に合わせて料金自動収受システム(ETC)と、万博のパーク&ライド(P&R)予約決済システムを連携したダイナミックプライシングを導入する。ここから得られた技術やノウハウを次世代モビリティーサービスに活用する。 ETCと連携し、混雑する時期や時間帯を避けた利用者、特定出口や大阪市中心部の混雑区間の迂回ルート利用者の駐車場料金を相対的に引き下げる仕組み。自家用車での来場者輸送を円滑化することを狙う。 加えて、人の移動予定やリアルタイムの交通状況、天気などから最適な移動組み合わせを導き出す実証実験も万博会期中に行う計画という。 同社は万博開幕までに5号湾岸線の泉佐野方面行きに中島パーキングエリア(PA)を開設するなど万博に向けてサービスを拡充していく。