美肌の湯で癒やされる!冬の蟹尽くしとパワースポットを堪能する出雲・玉造の温泉旅
四季を楽しむ!大人の湯めぐりグルメ紀行9
今月は島根県の玉造温泉へ。古くから美肌の湯として知られる、人気の高い温泉です。温泉でゆっくり温まった後は、この時期に見逃せない蟹尽くしのディナーを堪能。冬ならではの旬の味覚に酔いしれる旅をご紹介します。 ■グルメ!絶景!よくばり温泉宿特集
旅の安全と良いご縁を願って、出雲大社を参拝
島根県には日本を代表する神社、出雲大社があります。国造りの神様、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を主祭神に祀っており、縁結びの神様としても知られています。 出雲大社へは、出雲空港から直通のバスが出ています。所要時間は約40分。終点「出雲大社」の一つ手前のバス停「正門前」で降りると、参道へと続く木の鳥居「勢溜(せいだまり)の鳥居」の近くに着くので、そこから参道を歩いて行くのがおすすめです。全国的に珍しいといわれる下り参道は、立派な松並木が御本殿に向かって真っ直ぐに続き、歩くだけですがすがしく晴れやかな気持ちになります。 参道を抜けたら手水舎で手を清め、銅の鳥居をくぐると拝殿があります。 出雲大社の参拝方法は「二礼四拍手一礼」。一般的に神社は二拍手ですが、ここでは二度礼をした後、四回かしわ手を打ち、一礼してお参りします。出雲大社境内の社殿は全て同じ参拝です。 拝殿の後ろには、大国主命を祀った御本殿があります。正面にある石段を上り、八足門の前で参拝します。 ここで地面を見ると大きな三つの丸が描かれていますが、これは古代神殿の柱跡です。かつては3本の杉の巨木を直径3mにもなる柱として束ね、高さ48mの巨大な神殿だったことが伝えられています。2000(平成12)年~2001年にその証拠となりうる大柱の一部が発見されました。 現在はすぐ近の「古代出雲歴史博物館」に展示されています。ここには平安時代の出雲大社本殿の模型もあるので、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてください。想像を超えるような巨大な神殿だったことに驚かされます。 本殿の両サイドにある細長い建物は、神在月(10月)に全国から集まる神様のためのお宿「十九社」です。普段は扉が閉まっていますが、神在月の時期だけ全ての扉が開きます。 本殿のちょうど真裏の辺りには「素鵞社(そがのやしろ)」があります。神話の中でヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトが祀られています。パワースポットともいわれているので、ぜひお参りしましょう。 出雲大社から徒歩15分ほどのところにある「稲佐の浜」で採ってきた砂をここに供えると、代わりに同じ量の砂を持ち帰ることができ、お清めの砂として自宅の土地に撒くとご利益があるといわれています。 最後に「神楽殿」へ行くことも忘れずに。日本最大といわれる大しめ縄を見ることができます。 長さ約13m、重さ5.2tの巨大なしめ縄は、出雲大社のシンボル的な存在。間近で見ると圧倒されます。数年に一度、新しいしめ縄に付け替えられるそうです。