【赤裸々に語る】『全てを彼から学んだ』元検事正からの性加害訴える女性検事が激白「何度も殺された」 検察トップの犯行は「検察組織の土壌が作り上げたもの」「私は検事の仕事をしたいだけなのに…」(単独インタビュー全文掲載=後編=)
■「こんなことが検察庁で起きていること自体が本当に信じられない」
A そうこうするうちに彼女が私が被害者であることを吹聴したり、私が虚偽告訴をしているというようなことまで言いふらしたりしていることが分かって、しかもそれは単に噂好きの人が言っているとかではなく、彼女は自分は事件関係者だからこの事件の真相を知ってるんだというふうに言いふらすから、言われた人たちは真実はそうだったのかと思いがちになるような迫真に満ちた言い方をして言っていっているから、その話を真に受けてさらに私が信頼して慕っていた幹部までもが北川被告に近い人間だったので、それを真に受けてまた虚偽告訴だって伝播していったという…。 こんなことが検察庁で起きていること自体が本当に信じられないし、それを直ちに、名誉毀損されていることを実態調査をして被害者の誹謗中傷するなと周知してほしいと、誹謗中傷は嘘ですよと、事実はそうではないということを周知してほしいと、検察庁に何度も言っているのですが、実態調査については捜査と一緒なので、そこに時間がかかるのは理解できますが、被害者の誹謗中傷してはならないという周知や、その誹謗中傷の内容は事実ではない、それは嘘だということを言ってほしい。 この2つぐらいすぐにやってくれたらいいのに、それもせずに、私は名誉を毀損されたまま、検察庁内では。そんな職場に誰が戻れますかということであって、それをずっとお願いしているのですが、それすらも叶えてもらえないし、その捜査妨害をしていた疑いのある女性副検事をなぜ処罰もせずに放置していたのか、なぜその副検事と同じ職場に私を戻したのか、何の説明もしないから、その理由の説明を聞いてる。しかしそれは今やっている捜査と関わらないから説明できる話だと思う、過去のことだから。その説明すらもいまだ誰もしてくれない。 被害者としてだけではなく検察職員として安全に働ける環境を作ってもらえないから私は復帰できない、いまだに。私は病気だけど、仕事に戻ろうとしていた。だから安全であれば今すぐにでも戻れるんです。でも安全じゃないから戻れない。だから検察庁に安全な職場を作ってほしいとお願いしているだけなんです。 これは私だけのことではなくて 検察庁内で被害を受けたら、職員が被害を受けて声を上げたらこんな扱いを受けるのだということを、いま職員みんなが怖がって見ている、見守っていると思う。こんなふうにひどく傷つけられるのかと。そんなことでいいのかと思う。だから自分は現職で、組織のこういう対応を言うことについても恐怖ですが、その後どういう取り扱いをされるか分からないから。でも私以外の方にも影響があると思うから、声を上げ続けている。 (※女性検事の刑事告訴について、大阪地検は「告訴・告発があったことを含め、捜査機関の活動に関わる事項についてはお答えを差し控える。ただ、一般論として、告訴・告発があった場合には、内容に応じて適切に対応しているところである」とコメントしている)