日比野 玲(63)「モデルは好感度勝負。いい人生を送っていないと“いい顔”になれない」
清潔感があって毎日が充実しているように見えないと、モデル業は難しい
── 20代と40、50代では体型キープなどの努力が全然違いそうですよね。 日比野 そうそう。若い頃は勢いもあって、ごまかしが効くんですよ。でも、歳をとってくると、いろいろと顔に出てきちゃうから。 ── 前日の疲れが出るとか? 日比野 それもあるけど、むしろ生き方ですよ。いい生き方をしていれば自然といい顔になってくるんですよね。モデルは特に清潔感や爽やかな雰囲気が大切でしょ? 充実した毎日を過ごすことが、表情にも繋がってくるんです。 ── 納得です、モデルは好感度が大事ですもんね。ところで日比野さんは穏やかな印象ですが、ストレスを感じることはありますか? 日比野 仕事ではもうあまりストレスがないんですよね。あるとしたら、家庭での些細なことかな。家のことで妻から叱られた時とか(笑)。それも、まあゴルフに1回行ったら忘れちゃう程度なので幸せですよ。
ストレス解消にはテニスとゴルフ、そして睡眠です
── ストレスの解消法は、ゴルフですか? 日比野 テニスとゴルフです。コロナ禍の頃から、仲のいい友人たちとスポーツで発散しています。テニスは2時間がっつりダブルスでプレーするから、結構疲れるし、瞬発力と持久力もかなり鍛えられます。 テニスは週に1回、ゴルフは月に3、4回行けたらベストかな。どちらも屋外でやるスポーツなので、日焼けとのせめぎ合いなんですけれどね。
── スポーツは奥さま(モデルの前田典子さん)も一緒に? 日比野 彼女はテニスはやりませんが、ゴルフはよく一緒に行きます。あとストレス解消には睡眠ですね。朝5時半に起きて早い日は22時半に寝るので、かなり早寝早起きでしょ(笑)。 ── 早寝早起きはいつからですか? 日比野 50代後半ですね。きっかけはコロナの自粛生活かな。家でテレビばかり見ているうちにつまらなくなってきて、夕食を食べてお風呂に入ったら、もう寝ちゃおうかと。それで、自然と朝早く目が覚めるようになって、すごく調子がいいんですよ。 起きて犬の散歩に行って、帰ったらコーヒーを淹れる。これが毎朝のルーティン、至福の時間です。最初は焙煎した豆を買ってきて、自宅で挽いて飲んでいたんですが、最近は焙煎も自分で始めたんです。9時くらいまでは家族も放っておいてくれるので、ひとりの時間を楽しんでいます。