【李琴峰さんインタビュー】差別や偏見をなくすのは、「知識」だと思っています
PROFILE
り・ことみ●1989年、台湾生まれ。日中二言語作家。翻訳家。10代半ばから独学で日本語を学び、国立台湾大学を卒業後、2013年に日本へ。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程を修了。2017年、台湾人レズビアンの葛藤を描いた『独り舞』で、群像新人文学賞の優秀作を受賞し、小説家デビュー。2021年に『彼岸花が咲く島』で芥川賞を受賞。最新作の本著に加えて、2025年には日本語への思いを綴ったエッセイも発売予定。 Instagram:kotomi_li
『シドニーの虹に誘われて』
2023年、オーストラリアのシドニーで催された、世界最大級のプライド・パレード「マルディ・グラ」へ参加した著者。現地の体験を記しながら、LGBTQ+の今までとこれからに思いを馳せる紀行文。読み手にとって、差別、偏見、平等についての理解を深めさせてくれる。また東京・新宿の歌舞伎町を訪れたエッセイ『歌舞伎町の夜に抱かれて』も同時収録。¥1980(集英社) Staff Credit 撮影/野﨑慧嗣 取材・原文/石井絵里 こちらは2024年LEE12月号(11/7発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。