「ポケモン×工芸展」(麻布台ヒルズギャラリー)見どころレポート。多様な技とポケモンの化学反応
約80点が勢揃い 昨年3月から6月にかけて金沢の国立工芸館 で開催され、大きな話題を呼んだ「ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-」展。この展覧会が、麻布台ヒルズギャラリーで幕を開ける。会期は11月1日~2025年2月2日。 ポケモンと工芸の出会いから生まれる「化学反応」をテーマにした本展。人間国宝から若手アーティストまで20作家が参加し、ポケモンの姿や動作、雰囲気を表現した作品や、進化や通信、旅の舞台などゲームの要素を取り入れた作品を展示している。 東京の展示では、これまでの巡回展からさらにバージョンアップし、新たに数名の作家による追加作品を含めた約80作品が展示。出品作家には池田晃将、池本一三、今井完眞、植葉香澄、桂盛仁、桑田卓郎、小宮康義、城間栄市、須藤玲子、田口義明、田中信行、坪島悠貴、新實広記、林茂樹、葉山有樹、福田亨、桝本佳子、水橋さおり、満田晴穂、吉田泰一郎などが名を連ねている。 展示は、「すがた~迫る!~」「ものがたり~浸る!~」「くらし~愛でる!~」の3セクションで構成。ハイライトを紹介したい。
文・撮影=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長)