東京ホテイソン・ショーゴ、俳優・奥山かずさ…。6人に聞いた「なぜカラダを鍛えるの?」
筋トレに限らず、ラン、ヨガ、ピラティスや自分の好きなスポーツといったフィットネス。始めたい・習慣にしたいと思っても、なかなか一歩を踏み出せない人も少なくないはず。そこで、既に始めている先輩たちに聞いてみました「そもそもなんでトレーニーになったのか?」。今回は〈東京ホテイソン〉ショーゴさんや、俳優・奥山かずささんなど、6名に聞いた鍛える理由。
お笑い芸人・ショーゴさん「自分を育てていく“ゲーム”だからです」
「一時期は“ガリガリの方が面白い”と信じて鍛えるのをやめていたんです。でも、自分が熱くトークできるのは筋トレだけだと気付いて、ほぼ毎日ジムに通うようになりました。 その甲斐あってか、トレーニング方法について聞かれたり、番組でいじってもらえたりと、マッチョになってからの方が先輩芸人とのコミュニケーションが増えましたね。 そしてなにより、日に日に大きくなる筋肉を鏡で見ていると自己肯定感が高まる。RPGのように自分をレベルアップさせていく達成感があるんです。こんな楽しい“カラダ一つでできるゲーム”、一生続けるしかないと思いますね」 プロフィール:1994年生まれ。2014年に相方のたけるとお笑いコンビ〈東京ホテイソン〉を結成。『M-1グランプリ2020』の決勝に進出する。主な出演番組に『ラヴィット!』(TBS系)、『エンタメヒーロー!7ホテ』(テレビ東京系)など。3月より単独公演『銀鼠』で全国ツアー予定。
小説家・石田夏穂さん「仕事とは違う、“絶対正義”の行為なんです」
「2020年ごろから“運動不足がやばいな”と思ってなんとなく筋トレを始めたのですが、いつの間にか週5でジムに通うように。ラットプルダウンをしている時に“背中の筋肉を使えてる!”と成長を感じたり、ベビーキャベツのような大円筋が出てきたことに感動する日々です(笑)。 例えば仕事を頑張っている自分には“本当に一生続けてていいのか?”“社畜なだけでは?”と疑問を抱く瞬間もあったりするのですが、筋トレをする自分にはツッコミどころが思いつきません。 カラダを鍛えることだけは、絶対正義というか、完全無欠の行いと思えるんです」 プロフィール:いしだ・かほ/1991年生まれの小説家。著書にボディビルに挑戦する女性を描き、芥川賞候補作になった『我が友、スミス』や独自の切り口で“就活”を表現した『黄金比の縁』(ともに集英社)など。「執筆中、考えに詰まったらサイドレイズを。血流が頭に届いていいアイデアが浮かぶ気が…(笑)」。