大阪府・吉村知事が定例会見2月3日(全文4完)労基署から違法との指摘は受けていない
飲食店だけ規制する意味はどこに?
人民新聞:ありがとうございます。もう1点です。2月2日の大阪府のデータでは、感染経路についてですが、高齢者・障害者施設が2.3%、学校1%、飲食店0.1%、家庭内濃厚接触者が14.6%、家庭外の濃厚接触者が21.6%というデータ、そしてリンク不明59.6%となっていますが、まん延防止において飲食店だけを規制する意味はどこにあるんでしょうか。 吉村:飲食の場において広がりやすいというのは国の専門家も指摘しているとおりですし、われわれが保健所の疫学調査、これまでの経験上もやはり飲食の場において広がりやすいというのは報告を受けています。また、クラスターと認定されなくても、いわゆる感染経路不明の中にも、エピソードを聞くとやはりそういったエピソードがあるという方も多くいるというように聞いていますので、なかなか見えにくい部分はあると思いますが、そういった感染の場になりやすいというのは事実だと思っています。まん延防止をすることによって9時以降、そういった場面が劇的に少なくなってくるので、一定の感染対策の効果はあると思っています。 人民新聞:大阪府のデータから見ますと、家庭内の濃厚接触などを重点的に解消するほうが、クラスター発生も大切なんですけども、それのほうが効果が高いように見えますけれども、家庭内の濃厚接触者、これを低減するために、入院それから療養、これにもっと力を入れるというほうが効果的だと思いますけど、それについてはいかがでしょうか。 吉村:ホテル療養については1万室以上確保し、今、利用されてるのは2000室、約20%になります。まだまだこの宿泊療養については空きがあるという状況ですので、こちらのほうはもうどなたでも利用いただけるという状況です。
ホテル療養もぜひ活用を
ですのでこのホテル療養を希望される方については保健所、保健所がなかなか電話がつながりにくい場合がもう今は多いですから、自宅待機SOSにご連絡をいただければ直接ホテルのほうにも案内をさせていただきますので、そちらのほうをご利用いただけたらと思います。また、特に自宅の場合はなかなか感染対策、こういうふうに取ってくださいっていうご案内もしてるんですけども、なかなか取りにくいという場合にはそちらのほうをぜひご活用いただけたらと思っています。その受け皿はあります。これは逼迫する状況にはなっていない。 これもオミクロン特有かもしれませんけれども、やはり保健所職員からの話を聞いても、症状自体はやはりデルタのときと比べて、特に若い世代の方は決して、なんて言うんですか、軽く見てはいけないわけですけれども、客観的な情報としてもやっぱり軽い方が多いと。その中で、自宅で療養、自宅のほうがもちろん生活はしやすいので自宅療養をされる方も多いというふうにも聞いています。ただ、申し上げているとおり、ここはホテル療養で、しっかりそこで、自宅でなかなか感染対策を取りにくい場合はこちらもありますので、ぜひ活用していただきたいと思います。 人民新聞:ありがとうございます。 司会:よろしいでしょうか。すいません、最後、NHKさん。