大阪府・吉村知事が定例会見2月3日(全文4完)労基署から違法との指摘は受けていない
助成金手続きへの支援は考えているのか
毎日新聞:それと、ちょっとごめんなさい、話変わるんですけども、小学校休業等対応助成金というのがございまして、以前、私も定例会見で質問させていただいたんですが、国のほうがそういう助成金を持っていまして、私が先日聞いたのは、府として何かそれに類する対応を、それに類するような補助金等を考えておられませんかという話だったんですが、知事のほうからは国のほうがやっていくべきだろうということだったんですけれども、この助成金制度、中身としてはいいんですけども非常に手続きが煩雑で、事業主さんがなかなか助成を申請しにくいという話も聞いています。府としてこういう手続き申請における支援ですとか、そういったことは考えておられますでしょうか。 吉村:手続きが非常にしづらいというご意見だと思いますけれども、それは簡便に、できるだけ申請できるようにしたほうが当然いいですから、この点においては大阪府から国に対しても要望していきたいと思います。 毎日新聞:ありがとうございます。
正社員で保健師を増強する議論にならなかったのか
人民新聞:すいません、人民新聞、かわすみと申します。よろしくお願いいたします。まず1点目なんですけれども、保健師のことについてです。大阪府は昨年、大阪府の職員労働組合のほうで昨年の1月ぐらいですかね、には保健師を増やしてほしいという要望の署名が出ているはずだと思います。そして今年の1月には保健師さんたちが労基署に駆け込むというような事態が起こっているということは現実に起こっていると思うんですが、それと、先ほどほかの社の方もおっしゃっていたんですけれども、大阪市のほうで保健師さんが非常に大変な状況になっているっていうのが繰り返し起こっている。昨年の5月にも同じように申請漏れが出ていて、連休を使って職員を増強して解消したということがあったと思うんですけれども、その5月の時点でなぜ足りなかったのかという検証が大阪市のほうから挙がっているのか。それから、なぜ、先ほども言っていましたが、繰り返しこういうことが起こっている、その上で、その検証を基に基本的にきちんと正社員で保健師を増強するというような議論にはならなかったのかというところをお聞きしたいと思います。 吉村:まず保健所については、これはもう大阪の保健所もそうですけど、どこの保健所も非常に逼迫した状況が続いていると。特にオミクロンもそうですけど、それ以外、波がないときはほとんどないわけですけども、波がぐっと来るとそのとき逼迫するという状況があります。どうしても保健所が逼迫業務になります。その中で、保健所でやらなくてもいい仕事はできるだけ大阪府で吸い上げてやっていく、また保健所に対する支援体制を強めていくということもこの間やってまいりました。また、府職労さんからの労基署への相談というのがあったということですけれども、労基署さんも大阪府に対して実際に入ってその話をされました。ここについては労基署さんともすでに話をしているとおりであります。具体的に何か、この点が違法だというようなところの指摘を受けたということはありません。 ただ、そうは言っても保健所が非常に厳しい状況になるというのは事実ですので、ここはできるだけ協力もしながら、なんとかこの非常に厳しい状況の中で保健所の、例えば業務を軽減するために、ファーストタッチについてはもうショートメッセージで若い世代はすると。臨機応変にも対応しながら、非常に忙しくなるのはどうしても波が起きると起きることなんですけども、そこは保健所とも協力してやっていきたいと思っています。大阪市の保健所の詳しい事情は大阪市保健所にお尋ねいただけたらと思います。