自身初の2桁得点!育成組織出身の28歳・名古屋オーシャンズ水谷颯真が強める自覚「言葉ではなく、プレーでみんなを引っ張っていく」|フットサル
首位・バルドラール浦安をホームに迎えた第20節。水谷颯真は第1ピリオド3分に、名手ピレス・イゴールの股を抜く先制弾で名古屋オーシャンズに勢いを与えた。 【映像】名古屋オーシャンズのエースの“超絶神コース”の右足一閃! 彼にとっては、このゴールが今シーズンの10点目。プロキャリアで初めての2桁得点という大台に乗った。 クラブのU-12出身の生え抜きで、“名古屋の未来を担う存在”として期待された水谷は、この2025年の7月で29歳になる。年齢とともに序列も上がってきたなかで、王座陥落の危機に瀕する名古屋を水谷自身はいかにして引き上げていこうと考えているのか。
2桁得点を達成も「満足はしていない」
──先日の浦安戦で今季のゴール数が10得点に到達しました。 開幕前にイマノル監督からは2桁を目標にプレーしてくれと言われていたので、うれしい気持ちはあります。でもチームが勝たないと意味がないので、「勝利へ近づけるためにもっともっと点を取らなければ」という気持ちが強いですね。 ──試合はまだまだ残っていますが、今シーズンはあと何点決めたいと考えていますか? 達成できたことは良かったですけど、満足はしていなくて、もっと取りたいですね。ここで止まらず残りのシーズンで15点は決めたいですし、15点までいったら、16点、17点といきたいですね。欲が出ますね(笑)。 ──直近6試合で4戦連発を含む5ゴールを挙げていますが、なにか自分のなかで変化があったのでしょうか? 特に変わったことはないですね。でも、得点を重ねるごとに自信がついてきて、それが2桁につながったと感じます。 ──浦安戦では、ピレス・イゴール選手の股を抜く見事なシュートを決めていたのでゴール前での落ち着きも増しているように見えました。 とりあえず枠に飛ばすことは意識していて、その結果ああいうゴールになったと思います。言われてみれば確かに、冷静に打てるようになったのかもしれません。 ──今シーズンはボールと選手が流動的に動くようになりましたが、フィニッシュまでの過程で意識していることはありますか? やり方は違いますけど、昨シーズンのフエンテス監督もイマノル監督も、少ない手数でゴールを目指していく印象があります。パスを何本も回しても1点とはならないので、常にゴールへ向かうことを意識しながらプレーしています。
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