自身初の2桁得点!育成組織出身の28歳・名古屋オーシャンズ水谷颯真が強める自覚「言葉ではなく、プレーでみんなを引っ張っていく」|フットサル
このエンブレムを背負っている以上、優勝は宿命
──昨シーズンに続いて苦しい時間を過ごしていますが、水谷選手は今シーズンのここまでをどう振り返りますか? 昨シーズン、苦しい思いをして最後に奇跡的に優勝できて、今シーズンはそういうことがないように最初から圧倒していく気持ちでリーグ戦を迎えていました。ただ、監督が代わって戦術や守り方が新しくなったことで、練習ではうまくいってるのに試合では相手があることなのでうまくいかず、アジャストするのに時間がかかってしまったと思っています。それがシーズン後半戦になってきて、練習時のような良さをやっと出せるようになってきました。 ──第19節・立川アスレティックFC戦では連続失点から引き分けてしまいましたが、1週間後の浦安戦はFPが泥臭く身体を張って、田淵広史選手も好セーブを連発していました。 立川戦は第1ピリオドに甲斐稜人選手が先制点を決めてくれて、いい流れに乗って2点目、3点目と取ることができました。途中で失点はしましたけど問題はなく、4点目も取れていたのに追いつかれてしまって、正直頭が真っ白になりました。でも、あの試合があったから浦安戦はもっと勝ちに貪欲になれたと思っています。1失点をして流れが悪くなったので、「ゼロに抑える」というみんなの気持ちがあの結果につながったと思っています。点を取られなければ、負けることはないので。 ──水谷選手もこの2025年で29歳になります。まずは今シーズンのことだけを考えていると思いますが、どんな1年を過ごしたいですか? もう29歳って早いですよね(笑)。リーグ戦は、浦安に勝ったからと言って状況は全然変わっていませんけど、チームの練習は浮き足立つことなくいい雰囲気でできています。そこは継続して続けながら、浦安戦のような負けない気持ちを毎試合もって続けていきたいと思っています。このエンブレムを背負っている以上、優勝は宿命です。そこはブレてはいけないし、自分自身ももっとチームの勝利に関われるような選手に成長していきたいですね。 ──年齢も重ねて、自分がチームを引っ張るという気持ちも強まっていますか? そうですね。名古屋にはすごい選手がたくさんいますけど、29歳は他のチームなら上から2番目くらいのベテランの域になってくると思うので。篠さん(篠田龍馬)とかは試合前にすごくいいことを言ってくれますけど、自分は言葉でみんなを励ますタイプではないので、プレーで引っ張っていきたいですね。
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