プロデューサーは小学3年生!? 資金集めから脚本演出までバレエの舞台をプロデュース 愛知・長久手市
小学3年生の女の子が、バレエの舞台をプロデュースしました。しかもその目的は、“困っている人にお金を寄付すること”だと言うんです。その女の子とは、ちょっぴりおませな“ちぃちゃん”こと佐藤千咲芸(さとう・ちさき)さん。資金集めから脚本演出まで手掛けたちぃちゃんの奮闘ぶりを取材しました!
大成長したちぃちゃんの新たな挑戦とは…?
中京テレビ「キャッチ!」の取材班が、ちぃちゃんと初めて会ったのは2年前のこと。学校で習ったSDGsに興味を持ったちぃちゃんは、家庭の不用品を集めて販売し、その売り上げを寄付するリサイクルショップに挑戦しました。 さらに去年は、もっと多くの人にSDGsについて知ってもらうため、お年玉でホールを借りてステージイベントを同時開催。売り上げは“困っている人のために役立ててほしい”と、地元・長久手市に寄付したのです。
3年目となる今年、ちぃちゃんはさらに大きな挑戦をするといいます。何をするのかというと…。 ちぃちゃん: 「『ちぃちゃんと海』っていう、SDGsの物語を作りました。今回は私が好きな海の大事さを知ってほしいと思って」
リサイクルショップと同時開催するイベントの中で、自作の物語に振付も考え、バレエ物語にして披露するというのです。 その物語は、人間が捨てたゴミのせいで動けなくなった子どもイルカを、主人公「ちぃちゃん」が、動物たちの力を借りながら助けるというもの。ちぃちゃんの大好きな“海”の大切さを訴えかける内容です。
出演者の共通点は、バレエを習っているちぃちゃんの“お友だち”。みんな通っているバレエスタジオがバラバラなので、合同練習ができたのは1回だけ。この日までに、それぞれ自宅で動画を見ながら練習してきました。ちぃちゃんは、指示をだしたり、年下の子をフォローしたりと大活躍! かなり気合いが入っている様子です。
ちぃちゃん: 「自分がみんなを呼んでわざわざお金をもらっているので、帰られたり、せっかくお金を払ったのにつまらないとなるのが怖いです。頑張りたいと思います!」 ちぃちゃんの指導力はバレエの先生も舌を巻くほど! 今までは、周りの大人にサポートしてもらうばかりでしたが、お友だちを引っ張るようになっていました。