プロデューサーは小学3年生!? 資金集めから脚本演出までバレエの舞台をプロデュース 愛知・長久手市
資金集めも大事なお仕事! 協賛金を集めるためフリーペーパー発行
たくさんの人にバレエの舞台を楽しんでもらうため、着々と準備を進めるちぃちゃん。舞台の演出だけでも大変な仕事ですが、プロデューサーとして他にもやらなければいけないことがあるようです。 この日、ちぃちゃんは千種区にいました。スポンサーとなってくれるお店へ、お金を受け取りにきたのです。
この取り組みを続けるためには資金も必要。これまではお小遣いでまかなっていましたが、今年は、フリーペーパーを発行して広告を掲載することで協賛金をもらえるよう、お願いしたのです。 店のスタッフ: 「ちぃちゃんにはいつもお世話になっている。すごくPRしてくれて。だから私たちも、ちぃちゃんがやることは全面的に応援しています」
そして迎えた当日。会場の外には開演を待ちわびる人たちの行列ができていました。さすがのちぃちゃんも、さぞかし緊張しているかと思いきや…。 ちぃちゃん: 「緊張していません。間違えてもいいから楽しく踊ることが一番の目標です」 友だちと一緒だからか、リラックスした様子。無事に成功させることはできるのでしょうか…?
イベントを通してちぃちゃんが学んだ大切なこと
いよいよ幕が上がるバレエ物語。大きなミスもなく、順調に進んでいきます。 ちぃちゃんには、特に思い入れのあるシーンがありました。それは、海のゴミで動けなくなった子どもイルカが助け出されたあと。さまざまな動物たちの助けのおかげで、子どもイルカが元気になった一方で、自分の力だけでは何もできなかったとちぃちゃんは落ち込みます。そんなとき、イルカのお母さんが大切なことを教えてくれます。
“何もできなかったなんて言わないで。ちぃちゃんには、こんなにたくさんのお友達がいる。たくさんの人を集めることができたあなたの力が、子どもを救ってくれたんだよ” これは、今回のイベントを通してちぃちゃんが学んだことでもありました。1人の力は小さいけれど、周りの仲間が力を貸してくれたから、大規模のフェスティバルを開催することができたのです。