「球進一歩」阪神・藤川球児監督が新たな座右の銘披露 「野球の道を一歩ずつ」監督として大事なことは「準備」新春インタビュー前編
新春インタビュー(前編) 今季から阪神を率いる藤川球児新監督(44)が夕刊フジの新春インタビューに応じた。現役時代は「火の玉守護神」として日米通算245セーブなど数々の実績を誇るが、指導者経験ゼロからの初陣。全2回の前編では、選手との接し方など指揮官としての所信を語り、新たな「座右の銘」も公開した。 (岩﨑正範) ――監督として初めて迎えた正月はどう過ごしたか 「昔から家族でお年玉パーティーをやるぐらいかな。あとは『人生ゲーム』とか…。ウチはアメリカ、ハワイと海外で過ごすことも多かったんですが、ある年齢からはこっち(日本)で皆で正月を過ごしている。クリスマスぐらいからのんびりしてましたよ」 ――昨年の就任会見では「チームの理想像はまだ見えない」と話していたが、今はどうか 「理想は理想ですけど、まずは国内フリーエージェント(FA)を宣言した大山らが(残留で)落ち着いたというのが大きい。計算できるというか、チーム作りは滞ることなくできると思う」 ――昨年の秋季練習やキャンプでは選手との対話を心がけていた。今春キャンプも続けるのか 「今は皆がまだ港にいる状態。シーズンが始まってしまえば僕も含めて皆がバッと出航します。僕が采配を振るうことになりますけど、シーズン中はほとんど会話することはなくなるかも…。勝負が始まりますから。今はそのためのコミュニケーションだと思っている」 ――自身の発言の影響力は意識するか 「選手とは監督として直接対話しますけど、メディアを通すときはやっぱり前向きな話を、と心掛けないといけない。(選手に)携わるファンも関係者もたくさんおられるから。シーズンに入れば今度は、選手を守る意味で厳しく叱咤することも非常に大事だと」 ――叱るときは叱る 「選手は大人だから叱られる理由は1ミリもないとは思ってます。ただ、プロなんで誰かに責任はいくし、そこは僕も分かっているけど、その選手が(批判の)ターゲットになるのは反対です」 ――監督として最も大事なことは