プレミアリーグが関連当事者取引規則の変更を承認 マンチェスター・Cやアストンヴィラなど4クラブが反対票
プレミアリーグは22日、同リーグの定める関連当事者取引(APT)規則の変更を承認したことを発表した。 【動画】プレミアリーグ第1節~11節 ベストゴール集 APTに関する規則の変更についての投票が今朝ロンドンで行われた。変更が承認されるためには、少なくともプレミアリーグの14クラブの賛成票が必要となるが、結果は賛成16票、反対が4票だったようで、マンチェスター・シティ、アストンヴィラ、ニューカッスル、ノッティンガム・フォレストが反対票を投じたと報じられている。 マンチェスター・CはAPT規則をめぐり、プレミアリーグに対して訴訟を起こしており、今年10月にはマンチェスター・Cの訴えが一部認められた。対してプレミアリーグはその際に「マンチェスター・Cの訴えの大部分が棄却され、APTの目的や枠組みの大部分を承認した」と発表。この判決を受けて、今回の投票が行われたようだ。 APT規則は、クラブやオーナーと関係の持つ企業と公正な市場価値を超えたとみなされる商業契約で利益を得ることを防ぐために制定されており、プレミアリーグは以下のように声明を発表している。 「規則の改正は今年初めに、マンチェスター・CがAPTのシステムに対して法的異議を申し立てた後の仲裁裁判所の調査結果に対応するものだ。プレミアリーグは専門的で独立した顧問からの複数の意見を参考にし、規則の修正草案を作成するためにクラブとの協議を重ねた」 「これは株主ローンの取り扱いを明確に統合し、今年初めにAPT規則に加えられたいくつかの修正点の削除、およびリーグの持つ『データバンク』からの関連情報がクラブのアドバイザーと共有されるプロセスの変更に関連している」 「APT規則の目的は、クラブが関連当事者との関係で、公正市場価値に満たない商業取引やコスト削減によって、利益を得ることができないようにするためのものだ。これらの規則は、リーグの財務における安定性、完全さ、競争バランスを守るために導入された」
SPOTV NEWS