【彷徨うイケオジの愛車探し】ハンドル握れば若返る金狼たちへ。最新スーパーカーからEVまで2024年を総決算!
【好感度No.1部門】ミニクーパー 先行デビューを果たした3ドアに続き5ドアも仲間入り。エンジンもBEVも、もうお好きな方をどうぞ! という感じ。MINIを選ぶとき、特別な理由は必要ありません。愛らしくも凛々しいデザイン。ミニマルだけど多機能なインフォテインメントシステムなど、そのすべてが反則です! MINIは普遍的な魅力にあふれています。いまでもボディサイズはちょっと大きいと感じてしまうのですがそれもご愛敬。乗る人を選ばない包容力は数多あるクルマのなかでも随一と認定。 【えっちぃカー部門】クラウン(セダン)+GRヤリス(AT) この部門だけは完全に妄想です(毎年)。ワイの脳内設定は往年の『テレビ三面記事ウイークエンダー』。今さら言うまでもなく、番組中半のちょいHな生々しい“再現フィルム”コーナーが最大の見所。 主人公のエロ禿おやじは今年クルマの入れ替えはせず、まだまだ新車の残り香ただようクラウンセダンを継続中(ハゲなりの世相感)。しかし、絶叫マシン好きで韓流コスメにドはまり中の愛人になぜか「GRヤリスが欲しい」とオネダリされてしまいます。さてどうしたものか? 「そういえばATもあったんだな進化系は」と思い出すハゲ。ですが同時に「若い男ができたのか……」と悟るのでした(2025年末へつづく)。
【特別賞】アストンマーティン・ヴァンキッシュ 希少な12気筒エンジン搭載車という点で12チリンドリと迷うものの、昭和の還暦オジサンとしては最近のフェラーリデザインは難解です。現行モデルで秀逸と感じるのはローマと12チリンドリ・スパイダーのみ。ピニンに戻せとはいいませんが、どうにも琴線に触れずエレガンスに欠けるのでした(個人の趣味嗜好)。 ヴァンキッシュは漢のクルマです。車名の意味を直訳すれば、征服する、打ち破る、克服する、などなど。同社を率いるローレンス・ストロールがデイビッド・ブラウンを超えていくのかわかりませんが、開発過程でパワートレインをV6エンジンのPHEVからV12ツインターボに差し替えた手腕は並大抵ではありません。 【妄想ドライブ大賞グランプリ】ポルシェ911カブリオレ 厳密にいうと前期型の992.1でGTSではなく素の後輪駆動のカブリオレです。後期型は素のカレラでエンジンはGTS。インタークーラーが大きくなった分、エンジンフードのモッコリ加減を現車確認せねばなりません(画像は後期型カレラTカブリオレ)。 前期型カブリオレは空冷モデルを含め過去イチ清楚系の流麗なカブリオレです。重くなるので4WDは要りません。走りの質感はエレガントそのもの。65点のカーナビはいただけませんが、まあなんとか及第点。新車在庫はないでしょうがプレミア価格が落ち着いたいまは買い時かもしれません(2022モデル以降で)。 Text:Seiichi Norishige
教重 誠一