“愛嬌でここまで来た…”新卒女子に、話し方のプロ千葉佳織さんが授けた「信頼される魔法」
「複雑なはずのビジパの悩みを、単純化して取材していた」 「本質的じゃない悩みをでっちあげていた」 という反省のうえ、「個人のリアルな悩みにひもづいた取材」を改めてしていくことを方針とした新R25編集部。 今回は、営業部から異動してきた新卒1年目・米久保の「バカっぽく見えるのをなんとかしたい」という悩みについて。 なんだよその悩み…と思われるかもしれませんが、“人から一目置かれるコミュニケーション”の極意は、社会人必携のスキルかもしれませんよ。
話し方で損してる…? 新卒・よねみほのコミュニケーションの悩み
渡辺 よねみほ、初登場だよね。まずは自己紹介を。 米久保 2024年新卒のよねみほです。 渡辺 俺は「爆弾娘」って勝手に呼んでるんだけど。 天野 そうなんですよ。今日も撮影なのに、腹出てる服で来てて… 米久保 おじさんみたいなこと言ってきますね。 渡辺 その「腹出てる娘」が悩み相談って…悩みとかあるの? 米久保 ひとつあるのは「バカっぽい」って言われることです。 “バカっぽく見られる”ほうがラクだったんですよ。そういうキャラでイジられてるほうが。 だから、今まで自分からそういうコミュニケーションをとってきたんですけど、社会人半年経って、「このままでいいのか…?」という葛藤があります。 渡辺 バカっぽいのをやめたいってこと? 米久保 「爆弾娘」とか、フランクに接してもらえるのはうれしいんですけど、営業をしてて、自分のコミュニケーションのせいで本質を伝えられてないと思うことが多くて。 渡辺 なるほどね。 天野 正直今までまわりにいなかったタイプですね。 よねみほは、顧客の悩みや相手の人柄についてすごく考えることができて、そこは強み。ただ表面的なバカっぽさで損してるんだろうな、とは感じる。 米久保 そうかも… 渡辺 話の内容は問題ないけど、信頼感を損なわないコミュニケーションの方法が課題、ということだね。 “バカっぽく見える何か”があるんだと思うんだよね。雰囲気、表情… 今も寝そうだけどさあ。大丈夫? 眠いの? 米久保 すいません、全然眠くないです。 天野 でも、若手女性で仕事ができる人って、最初は愛嬌から入って、その後一気に成長するケースも多いですよね。 渡辺 かわいがられるとか、懐に入る力があれば伸びるから。よねみほは、ポテンシャルはあると思うよ。 まずは話し方だけで解決できる部分を、その道に長けている人に相談したいね。