松下信治選手(No.8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)「最悪バトルになったとしても絶対に負けないと思っていた」 | SUPER GT 2024 第4戦 富士【SUPERGT あの瞬間】
「あのとき、何があったの?」__ レースウィークの出来事、ドライバーに話してもらいたいと思いませんか? タフなレースを終えたドライバーに改めて話を聞く「SUPER GT あの瞬間」。2024年シーズンもレースの舞台裏に着目し、ドライバーの気持ちをコラムでお伝えします! 松下信治選手「最悪バトルになったとしても絶対に負けないと思っていた」 | SUPER GT 2024 第4戦 富士【 #SUPERGT あの瞬間】
Honda勢が今シーズンから投入したCIVIC TYPE R-GT。どのチームも初優勝を目指してしのぎを削るなか、ついにNo. 8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8が勝利を手にした。しかも、ポール・トゥ・ウィンという最高の形で! 今シーズン、チームを移籍し、旧知のドライバーとコンビを組んで掴んだ勝利を松下信治選手に振り返ってもらう。
── 今シーズンから投入されたシビックで初勝利。ホンダ勢のドライバーならば誰もが真っ先に勝ちたいと思うなかでの優勝でした。改めて今のお気持ち聞かせてください。
松下信治(以下、松下):まずはホッとしたというのが一番です。第2戦(富士)、第3戦(鈴鹿)……まぁ第1戦(岡山)もそうですが、速さ自体は少し見せられていたものの、それを結果に繋げることができず、今回やっとそれができたかなというところで、すごくホッとしました。
── レース後は、コンビを組む野尻智紀選手ともどもホッとした気持ちとうれしさが入り混じったように見受けられました。
松下:(野尻智紀と)コンビを組んでまだちょっとしか経っていないですが、できることをできていなかったというのが一番悔しいところだったんで……。そう思うと(優勝は)本当にうれしかったですよね。また、8号車に関して言えば結構苦戦してる時間もあり、トラブルも続いたので、チームとしてもやっと結果をデリバリーできたという安堵感が大きいと思います。
── 前回の鈴鹿戦から約2ヶ月のインターバルがありました。レースに向けて、チームではどんな準備をしましたか?