悠仁さまが合格した筑波大ってどんな大学? 『大学ランキング』にみる筑波大の実力
悠仁さまは幼少時からトンボに関心を持っており、生息環境などの調査を行っていた。高校2年のとき、筑波大附属高校の学校行事で筑波大キャンパスを見学し、生物学の実験環境が整っていることに魅了されたようだ。メディアが宮内庁発表の話としてこう伝える。 「(悠仁さまが)志望する一つのきっかけになったのは昨年6月、現在通っている筑波大付属高校(東京都文京区)の行事で、同大を見学したことだったという。(生命環境学群に)昆虫に関する研究室があることや、キャンパス周辺に豊かな自然があることにひかれたという」(朝日新聞2024年12月12日) 生物学に関連する「植物学、動物学」「環境学、生態学」は高被引用論文の件数を見る限り、筑波大は国内最先端にあるといえよう。 高被引用論文とは、研究分野と出版年で調整し被引用数が世界上位1%に入る論文のことであり、研究情報調査機関クラリベイトが名づけたものだ。 ■(5)研究分野(2) 科研費中区分別ランキング(過去5年分の新規採択件数累計) ・地理学、文化人類学、民俗学5位(35.7件) ・文学、言語学6位(71.0件) ・社会学4位(37.7件) ・教育学2位(136.0件) ・社会システム工学、安全工学、防災工学3位(29.0件) ・スポーツ科学、体育、健康科学1位(181.0件) <2023年度 文部科学省集計> 筑波大は前身、起源をさかのぼると教員養成系機関として100年以上の歴史があり、教育学分野は強い。 科研費の審査区分、中区分とは、「基盤研究(A)」および「挑戦的研究」が対象となる。「基盤研究(A)」とは、1人または複数の研究者が共同して行う独創的・先駆的な研究を指す。助成額は3~5年間で2000万円以上5000万円以下。「挑戦的研究」とは、1人または複数の研究者で組織する研究計画であって、これまでの学術の体系や方向を大きく変革・転換させることを志向し、飛躍的に発展する潜在性を有する研究を指している。