万博1000日前イベント「機運盛り上げたい」大阪・松井市長会見7月13日(全文1)
ネットでなんでも見られる時代にリアル展示することの意義は
読売新聞:すいません、読売新聞、【サン***00:19:11】と申します。先ほど大阪パビリオンについては、市長も現物に触れて感じられるようにというのをおっしゃってたと思うんですけれど、万博全体に関して、市長もかねてから1970年万博で『月の石』とか、現物を実際見て、いろんな思い出というか、語られることもあると思うんですけれども、あらためて、当時とは今は違ってネットでなんでも見られる時代で、それに対してリアルで展示するものがあるっていうことの意義というか、その辺をちょっとあらためて教えていただけますか。 松井:ネットは見れるけど、そのときは触れた感覚もあるかもしれないけど、やっぱり、例えば大阪パビリオンでいくと、パビリオンを訪れてくれた人の健康状態がはっきり分かると。これは、ネットではそこまで、軽い診断というんですか、そういうことはちょっと厳しいと思うんでね。だからネットで興味を持ってもらってリアルに体験をしたいと思ってもらえるような、そういう万博であれば。ただし、やっぱりキャパもありますから、1970年の大阪万博ほど人が来ると、これはもう、また会場の中に入れないということになりますんでね。その足らざるをまたネットで補ってもらうというかね。そういう形になれば一番いいんじゃないかなと思います。 司会:次の質問をお受けします。朝日放送テレビさん。
大阪パビリオンはレガシーとして残すのか
朝日放送テレビ:ABCの尾崎です。万博の関連なんですけども、かつて確か松井市長は、万博のハードなレガシーというのは、今回はあえて残さないと。つまり『太陽の塔』的なものをずっと残すということはあんまり考えてないとおっしゃってたと思うんですけども、今回の大阪パビリオンというのは、実質そういう、ずっと建物として残すレガシーになっていくという理解でいいんでしょうか。 松井:うん? 朝日放送テレビ:つまり。 松井:仮設じゃなく、ちょっと本設にしたいとは思ってるけども。レガシーと呼べるかどうかっていうのは、僕がずっと言ってたレガシーいうのは健康であり続けること。参加してくれた人が健康であり続けて、人生を最後まで自立して過ごしてもらうのがレガシーになると思ってますけども、せっかくの施設ですから、その後の活用はしたいと思っております。何に活用していくかっていうのは、まだ発表はできませんけども。 朝日放送テレビ:では万博会場の中で、期間が終わったあとも大阪パビリオンに関してはずっとそのものを残して、ある意味、健康のための施設として、おそらくは使われていくという理解でいいんでしょうかね。 松井:うん。これまでもそういう方向性は言ってたけど、それがハードのレガシーと呼べるかどうかは別ですよ。活用はしていきたいと思ってます。 朝日放送テレビ:分かりました。ありがとうございます。 司会:読売新聞さん。