ながら運動と簡単エクササイズで足裏のアーチを取り戻す。
お尻を高い位置に。
ふくらはぎのストレッチ
扁平足の人はふくらはぎの筋肉(腓腹筋、ひらめ筋)が張っている場合が多い。ここをストレッチでほぐす。厚めの本やブロックなどにつま先を乗せ、足裏を押し付けてふくらはぎを伸ばし30秒キープ。反対側も。伸ばすときは膝とつま先が同じ方向になるように。
歩き方、履きやすい靴、インソールでさらに補強!
あえて不安定な状態で練習をすると、歩きの重心がわかる。 足裏の感覚が正常に戻り、姿勢もスッとしてきたら、この際だから、そのままきれいに歩くところまでを極めたい。 「きれいに歩く、というと頭頂部やおへそを意識したり、手の振りを気にしたりとなりがちですが、これらを一遍に体現できる人はそうそういません」 ではどうするか? 宮澤さんが教えてくれたのはいたってシンプルな練習法で、つま先歩きと踵歩き。 「足裏の少ない面積で歩くことで、体の中心の位置は自然と整います。この感覚をきれいな歩きに取り入れるのです」 意識はバランスをとることに最大限に集中している一方で、自然と胸が上がり、背筋が伸びる。やってみよう。
踵歩き
踵歩きも膝を曲げないのはつま先歩きと同様、さらにはお尻を突き出さないように歩いてみよう。すね部分の前脛骨筋(ぜんけいこつきん)が鍛えられ、日頃のペタペタ歩きが改善される。
歩きやすい靴を探して、さらに土台のアーチをサポートする。
ここでは回内足の人が歩きやすく履ける靴を紹介。下4足は落ち気味のアーチのサポートが期待できるタイプ。 「インソールの形状も大切ですが、靴底がある程度硬いというのも選び方のポイントになると思います」 もう一つの考え方は上写真のような素足感覚で履ける靴。日常生活の中で本来のアーチを自然に取り戻したい、という人はぜひ試してみよう。
ビボベアフット プライマスライトⅢ ウィメンズ
人間の本来の姿であるベアフット(裸足)のコンセプトから、従来の靴にあるクッションやヒール、アーチサポートなどの機能を一切取り払ったミニマルシューズ。生活で履き馴染むうちに眠っていた足裏の力が蘇ってくる。