「最後にチャンピオンであればいい」単独首位のキーマンが、個人ではなく“チーム”にこだわる理由(石田健太郎/バルドラール浦安)|月間MVP受賞インタビュー
最後にチャンピオンであればいい
──今年4月、石田選手も日本代表として出場したアジアカップはグループステージで敗退し、ワールドカップの出場権を逃してしまいました。大きな失意があったなか、1カ月余りで開幕を迎えるにあたり、どのように新シーズンに向かっていったのでしょうか。 本当なら、今頃はW杯に向けて準備をしていたはずでしたから、アジアカップの敗退は本当に大きな責任を感じています。ですから、すぐに切り替えられないまま5月中旬のオーシャンカップが始まりました。それでも、浦安のみんなが「代表とチームは違う」と伝えてくれたので、そこは割り切って、浦安で成長して、代表で取り返そうと考えました。 アジアでも世界でも、なにか一つでもできないことがあると、勝つことはできません。守備だけ、攻撃だけではなく、全部できないといけない。だから僕はすべてのプレーの質を高められるように、日々の練習からやっていくしかないと思いながらスタートしました。 ──直近の代表活動がなくても、やることは変わらない。 そう考えています。もう一度、自分を見つめ直して、次に活動が始まった時にいいパフォーマンスができればいいと思います。代表がなくても、Fリーグを戦うモチベーションに変わりはないですし、一人の選手として自分を高めるためにピッチに立っています。 ──高橋健介新監督は、石田選手にとってどんな存在ですか? 僕が大学生の時に大学リーグを見に来てくれましたし、浦安に入ってからも1年間、監督としてお世話になりました。健介さんは僕の今できるプレーのほとんどを教えてくれたと言っても過言ではありません。その監督が代表にいるので、いいパフォーマンスを続けてそこに入れるように頑張って、代表で一緒に活動できるように努力したいと思います。 ──このFリーグ中断期間はどのように過ごしますか? オフもあるので、体を休めながら、再開初戦のホーム・名古屋戦に臨みます。自分たちは首位に立っていますけど、ファイナルシーズンを入れると27試合ですから、半分も終わっていません。ここに立ち続けられたら、選手としてもチームとしても、もう一段階レベルアップできると思います。負けられない試合が続くので、メンタル面も含めて準備します。 ──今シーズン、ここからまたどんな気持ちで戦いますか? 1位でいることも大事ですけど、最後にチャンピオンであればいいと思っています。今シーズン自分が目指している数字はなく、個人としても、チームとしても、目標は「優勝」です。そこに向けて自分の力を出したいですし、戦いを進めるなかでもっと成長したい。チーム全員がもっと貪欲になって、練習から頑張りたいと思います。
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