大谷翔平、「両リーグでMVP」は58年ぶり2人目…3度目受賞はトラウトらに並ぶ歴代2位
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平(30)が21日(日本時間22日)、ナショナル・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた。アメリカン・リーグのエンゼルスに所属した2021、23年に続き、2年連続3度目のMVPとなった。 【表】一目でわかる…大谷翔平の主なリーグ1位成績(2024年)
過去2回と同様、投票権を持つ全米野球記者協会の記者30人全員が1位票を投じる「満票」での選出。シーズンを通して主に指名打者として出場した選手では初めての受賞となった。
1980~2000年代にジャイアンツなどで活躍したバリー・ボンズの7度が最多で、3度目はエンゼルス時代のチームメートでもあるマイク・トラウト(33)らに並び歴代2位タイの12人目。ア、ナ両リーグでの受賞は1966年以来58年ぶり2人目で、リーグをまたいでの2年連続は初めて。
今季の大谷は54本塁打、130打点で2年連続の本塁打王と日本人初の打点王の2冠に輝き、打率3割1分、59盗塁もリーグ2位。メジャー初の「50本塁打、50盗塁」を達成した。受賞が決まり、大谷は「皆さんに評価してもらって光栄というか、すごくうれしい気持ち。(満票は)来年以降も頑張りたいという気持ちにさせてくれた」と語った。