日本の国民的家庭料理の代表、肉じゃが。実はヨーロッパでも愛されていた!
アイリッシュ・ビーフシチュー(アイルランド)
肉とじゃがいもが主役で、肉じゃが感強し。ギネスビールが、料理のコクをアップさせた親しみやすい味わいです。 ●材料(4人分) じゃがいも(大きめの乱切り)……4個 牛肉(角切り)……400g 小麦粉……大さじ3 バター…… 大さじ 1 ギネスビール……500ml にんじん(大きめの乱切り)……1本 たまねぎ(くし形切り)……1個 にんにく(みじん切り)……2かけ 水……1ℓ <A> コンソメ(固形)……1個 トマトピューレ…… 大さじ2 タイムパウダー……小さじ 1 ローリエ……2枚 塩・コショウ……各少々 パセリ(みじん切り)……少々 ●つくり方 【1】牛肉に小麦粉をまぶす。 【2】鍋にバターを入れて強火にかけ、【1】を加えて肉の表面の色が変わるまで焼く。 【3】ギネスビールを少しずつ注ぐ。 【4】じゃがいも、にんじん、たまねぎ、にんにくを加え、野菜がやわらかくなるまで煮込む。 【5】水と<A>を入れて沸騰したら弱火にし、約2時間煮る。 【6】塩、コショウで味を調え、皿に盛りつけ、パセリを振る。 塩がかなり控えめな、薄味の料理です。ギネスビールはアイルランドで最もよく飲まれている黒ビールです。
フェーマンスビッフ(スウェーデン)
船乗りが船上でつくったのが始まりとされ、120年以上の歴史があるひと鍋料理。たっぷりの肉とじゃがいもの豪快さが魅力的です。 ●材料(4人分) じゃがいも (1cm幅のいちょう切り)……600g 牛肉(焼肉用) ……500g バターA……大さじ1 塩・コショウ…… 各少々 たまねぎ(薄切り)……2個 バターB……大さじ1 ビール……350ml コンソメ (固形1個を200mlの湯で溶かす)……200ml ローリエ…… 1枚 ピクルス(スライスする)…… 適量 ●つくり方 【1】 フライパンにバターAを入れて中火にかけ、牛肉を広げて塩、コショウを振り、 両面に焼き色がつくまで焼いて取り出す。 【2】【1】のフライパンにたまねぎを入れて色づくまで炒め、取り出す。 【3】【2】のフライパンにバターBを入れ、じゃがいもを半量敷いて塩、コショウを振る。 その上に【2】のたまねぎの半量を広げて塩、コショウを振る。 焼いた牛肉を上にのせ、残りのたまねぎを広げて塩、コショウを振る。 最後に残りのじゃがいもを広げて塩、コショウを振る。 【4】【3】にビールとコンソメを注ぎ、ローリエをのせてふたをする。 【5】弱火で1時間ほど煮込む(途中で混ぜたり動かしたりしない)。 【6】最後に塩で味を調え、皿に盛りつけ、ピクルスを添える。 煮込む際はフライパンなど平たい鍋を選んで材料を重ね、 しっかりふたを閉めること。 味つけは濃い目です。 鍋ごとテーブルに出せば豪快さが伝わりそう。