ペットがいるので「エアコン」フル稼働です。暖房を24時間つけっぱなしにすると月にいくらかかる?
ペットを飼っていると、24時間エアコンをつけっぱなしのご家庭もあるでしょう。一日中エアコンをつけっぱなしにしておけば、部屋は快適温度に保たれますが、電気代が気になるところです。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介 そこで今回は、エアコン(暖房)を24時間つけっぱなしにした際の電気代を算出します。さらには、電気代をなるべく節約する方法もご紹介します。
エアコンの暖房を24時間つけっぱなしにした場合の電気代
家電製品の電気代は、製品にかかる消費電力によって大きく異なります。エアコンの暖房にかかる消費電力は、8~12畳用で平均約500~800ワットです。使用環境によっても多少の差が見られますが、今回は、510ワットのエアコンを24時間つけっぱなしにしたと仮定して、電気代を算出します。 エアコンの電気代を算出するには、以下の計算式を使用します。 消費電力(ワット)÷1000×使用時間×電気代単価 ※今回は、電気代単価30円/キロワットアワーで計算 実際に、計算式に数字を当てはめてみましょう。 510ワット÷1000×24時間×30円=367.2円 24時間つけっぱなしにすると、一日で約367円の電気代がかかります。ひと月に換算すると、約1万1000円です。
エアコンにかかる電気代をおさえてペットの快適環境を整える方法
環境省の「動物取扱業における犬猫の飼養管理基準の解釈と運用指針」によると、犬猫を飼育する際の室温は、通年で20~23度前後に設定することが望ましいとされています。もちろんペットの種類によって異なりますので、あくまでも一般的な目安です。 そのため、寒い時季にはエアコンなどの暖房器具をつけっぱなしにして、一定の室温を保つ必要があります。 次では、少しでも電気代を節約しながら、ペットのために快適な環境を整える方法をご紹介します。 ■エアコンの電気代をおさえるコツ エアコンにかかる電気代をおさえるには、以下のポイントを意識しましょう。 ●窓やドアの開閉はなるべく少なくする ●窓からの冷気を遮断する ●空気を循環させる ●フィルターをこまめに掃除する ●室外機の周囲に物を置かない エアコンは、部屋全体を暖める効果が期待できますが、暖かい空気にムラができやすいことが難点です。そのため、冷たい外気を部屋の中に入れないような工夫が必要です。例えば、厚手のカーテンや丈の長いカーテンを使用するとよいでしょう。 ほかにも、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させると、効率よく部屋を暖められます。 ■ペットにおける寒さ対策のコツ エアコンの消費電力をなるべくおさえながら、寒さ対策をするには、以下の方法もとり入れてみましょう。 ●ペットのお気に入りの場所に毛布やペット用のマットを敷く ●キャットタワーなど、高い場所で休める場所を作る(ネコなどの場合) ●クレートのような、四方が囲まれた空間を作る ●ペット用のヒーターを併用する ペットが、自分で暖を取れるように工夫することが大切です。ペット用のアイテムや暖房器具をうまく活用して、エアコンの設定温度を高くしなくても、快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。