デイトナ500勝者のシンドリック、スキーで負傷したバーカーの代役でIMSAロレックス24参戦へ
NASCARカップシリーズのスターであるオースティン・シンドリックが、負傷したベン・バーカーの代役として、今月末にデイトナで開催されるロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)で64号車フォード・マスタングGT3をドライブすることとなった。 【写真】デイトナ24時間に代役参戦するNASCARドライバーのオースティン・シンドリック このドライバー変更は、フォード・マルチマチック・モータースポーツが走らせる64号車マスタングの第3ドライバーを務めるバーカーが、休暇中のスキーで鎖骨を骨折したことをを受けてのもの。 シンドリックはデイトナで、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2025年シーズンに向けGTDプロクラスで新たにペアを組む、マイク・ロッケンフェラーとセバスチャン・プリオールのペアに加わることとなる。 「デイトナ24時間レースは、僕にとっても僕のキャリアにとっても非常に意味のあるイベントになった」とシンドリックは述べた。「このレースを走るのはこれで6回目になるが、フォード・マスタングGT3での出場は(ロレックスの)時計を家に持ち帰る最高の機会のひとつになるだろう」 「ベンの回復を祈るのは、僕が彼のシートを温めているからこそ大切なことだ。素晴らしい結果に貢献するだけでなく、(デイトナで)IMSAの新シーズンを始めるマルチマティックとフォードをきちんと代表するために、自分の役割を果たしたいと思っている」 ストックカーレースのキャリアをスタートする以前、シンドリックは北米各地のスポーツカーレース・シリーズに参戦し、IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジにはフォードの開発ドライバーとして出場していた。 「2025年はミシュラン・パイロットチャレンジでマルチマチックとフォードのためにレースをしてからちょうど10年になる」とシンドリック。 「当時、緊張しっぱなしだった16歳が10年後の状況を知ることができれば喜ぶだろう。もちろん、顔なじみの選手がたくさんいる。僕を指名してくれたチームに感謝しているし、すぐに仕事ができるのが楽しみだ」 フォード・マルチマチック・モータースポーツの姉妹車である65号車マスタングのステアリングを握るのは、クリストファー・ミース、フレデリック・バービシュ、デニス・オルセンの3名で、24時間レースとなるシーズン開幕戦においてもラインアップに変更はない」 「デイトナでの開幕戦に向けて、我々は大きな勢いを持っている」と語るのは、フォード・パフォーマンスのグローバル・モータースポーツ・ディレクターであるマーク・ラッシュブルック。 「ベン(・バーカー)の怪我が突然だったため難しい状況に迫られたが、彼の代わりにオースティン(・シンドリック)がフォード・マスタングGT3に乗り込むことになり興奮している」 「オースティンは我々フォードのドライバーの中でもっとも多様性に富んだドライバーのひとりであり、NASCARやスポーツカーのマスタングで実績のあるレースウイナーだ。デイトナでセブ(プリオール)とロッキー(ロッケンフェラー)とチームを組むのに彼はぴったりだと考えている」 [オートスポーツweb 2025年01月07日]