クラッシュのローブがダカールリタイア 第3S勝者はトヨタの19歳
【AFP=時事】ダカールラリーは7日、第3ステージが行われ、四輪部門ではダチアのセバスチャン・ローブ(フランス)がクラッシュによるリタイアを強いられ、初優勝の夢を断たれた。ステージはトヨタ・ガズーレーシングの19歳サオード・バリアワ(南アフリカ)が制した。 【写真】損傷したローブのマシン 雨の予報のため、ステージが当初の496キロから327キロに短縮されて始まった中、この大会で3度準優勝で涙をのんでいるローブは12キロ地点で道を踏み外すと、マシンが激しく跳ねて数回転し、深刻な損傷を受けた。 ローブはコ・ドライバーとともに5分かけて修理した後に再出発したが、ステージ全体で苦戦。バリアワに1時間以上遅れて何とかフィニッシュしたが、損傷が大きかったため競技続行は不可能と判断され、3度目のリタイアを余儀なくされた。 今回のダカールでは、前回覇者であるフォードのカルロス・サインツ(スペイン)も前日にロールケージの損傷によってリタイアしている。 バリアワは、ミニのゲラン・シシェル(フランス)に33秒差で勝利した。 トヨタのもう一人の南アフリカ人ドライバー、ヘンク・ラテガンは12位でフィニッシュし、バリアワに7分31秒遅れたが総合首位は維持した。バリアワは前日にチームメートと正面衝突し、8時間をロスしたため、総合では大きく後れを取っている。 二輪部門では、シェルコのロレンツォ・サントリーノ(スペイン)が7回目の出場で初となるステージ優勝を果たした。総合ではレッドブルKTMファクトリー・レーシングのダニエル・サンダース(オーストラリア)がトップを守っている。【翻訳編集】 AFPBB News