<速報>日ハムー阪神戦でまたVTR検証で本塁の判定が覆る
日ハムー阪神戦(10日・札幌ドーム)で本塁のクロスプレーの判定がVTR検証で覆った。場面は、阪神が2-1のリードで迎えた6回一死三塁。バッターの杉谷は、カウント2-1からセーフティスクイズを決行したが、打球はピッチャーの岩貞の正面をつき、岩貞はすぐさまホームへグラブトスをして、スタートの遅れていた三塁走者の西川は三本間に挟まれた。だが、阪神は、西川の巧妙な走塁の前に挟殺プレーにてこずった。西川は、隙を見て本塁へ、かいくぐるようにヘッドスライディング。タイミングはアウトだったが、鳥谷からの送球が少し上にそれたため、ホームのカバーに入った岩貞のタッチが、追いタッチとなり球審はセーフの判定を下した。 阪神の金本監督が、すぐさま抗議。リプレー映像による検証が行われた結果、責任審判は「岩貞選手のタッチがあったため、セーフと判定をしましたが、アウトとします」と場内アナウンスを行い、判定を覆した。 コリジョンルールを導入した今季は、コリジョンルール適用以外の本塁のクロスプレーに関しても、リプレー映像を使った検証を審判の判断によって行うことになっているが、今回はコリジョンの適用ではなく、アウト、セーフの確認をビデオにて行い、追いタッチとなったが、西川の伸ばした手より、先に岩貞のタッチが確認されたと判断され、判定が覆った。 今度は日ハムの栗山監督が再度抗議を行ったが判定は変わらなかった。 阪神は、判定が覆ったことで同点の危機を一度は逃れたが、長い中断でリズムが狂ったのか、再開後、岩貞が、中田に三遊間を破るタイムリーを浴びて、三塁に残った走者を返され2-2の同点とされた。