小池都知事が定例会見5月13日(本文1)シャンシャンの中国返還、12月末まで再延期
一番基本の基本は人間関係
それから70年代は、いわゆる第4次中東戦争があって、そしてそれが1973年にオイルショックとして日本の、例えばテレビは、夜は12時でもう番組終わりとか、銀座の火が消えるとか、私はそれを海外のほうでむしろ見ていたわけでありますが。要はこの国の安全保障という観点で、エネルギーの確保というのはわが国にとって最大の動脈の確保にほかならないわけであります。 戦前を考えれば日本が、今の北朝鮮やロシアと同じように各国からの取引を止められてしまって孤立する、そのときに一番困ったのがやはりエネルギーですね。石油が途絶えてしまうということです。それは、すなわち国全体が止まってしまう。そういう中において、この間、時間がたつ中で産業が大きく変わってきています。自動車そのものを取ってみてもガソリンから電気へと、また、水素の活用など等も出てきておりますし、それからアンモニアなどの新しい形に変えての物流ということもあります。だいぶ世の中変わってくる中で、ただ、産油国にとっては、そういう資源を有しているのはとても重要なことで、強みであり、その部分については、日本としっかり連携することによって、わが国のエネルギー安全保障についても、プラスに生じていくというふうに思います。 でも一番基本の基本は人間関係なんですね。ですからクウェートの皆さん方との長い長いお付き合い、もう40年を超えるお付き合いをさせていただいております。そういった人と人との関係。また、アブダビでも、これまでも長年、いろいろと人間関係、築いてきました。非常に、なんて言うんでしょうか、相手の国も華々しく変わってきておりますけれども、しかしながら人間関係というのはなかなか変わらない部分がありますので、そこを大切に、また、パイプも磨いていきたいなというふうに思っております。そのことが結果として東京都の、都民の生活の安定、安心につながったり、そしてまた、これからのさまざまな国際協力につながるということに、つなげていく、それを目的にした出張にしたいと思っております。長くなりました。すいません。 日刊工業新聞:ありがとうございました。幹事社からは以上です。各社の質問に移ります。質問される場合は挙手ボタンを押し、知事の指名を受けてから行ってください。 小池:それではNHKさん。どちら。はい、どうぞ。