子どもから「合宿免許に参加したいから30万円ほしい」と言われました。私が若いころは「20万円」ほどでしたが、自動車学校の値段が上がっているのでしょうか…?
自動車学校で免許を取得する手段としては、自動車学校に通いながら免許を取得する「通学」のほかに、「合宿」で免許を取得する方法があります。ただ、ひとくちに合宿と言っても自動車学校ごとに料金設定が異なります。 本記事では自動車学校の費用の一例と、合宿で免許を取得する場合の費用の注意点などを解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
自動車免許の取得費用は通常の講習と合宿で異なる場合がある
普通自動車免許を取得するための費用は、「取得する免許がMTかAT限定か」「通学するか合宿で取得するか」などによって大きく異なります。 料金設定は自動車学校でもさまざまですが、学生が普通自動車免許の取得にかかる金額はおおよそ図表1のとおりです。なお、利用者は学生で自動二輪などの免許は所持しておらず、合宿免許は最も安価なシングルの部屋を使用すると想定しています。 図表1
各自動車学校の料金をもとに筆者作成 教習を受けるためにかかる費用を比較すると、MTで約30万円~36万円、AT限定で約28万円~34万円となっています。 自動車学校ごとに料金設定が全く異なるのであくまでも一例ですが、合宿に対応している学校を選ぶことで数万円ほど料金を安く抑えることも可能です。
自動車免許の取得費用は時期によっても違いが生じる
自動車学校の費用の支払いについて子どもに相談された際に「自分が学生の頃より高いのでは……?」と感じるかもしれません。 大学生や専門学生を子に持つ親御が学生の頃から25~30年ほど経過しているとすると、単純に料金設定が当時よりも高くなっている可能性もありますが、受講した時期が異なっているために料金設定が変わっていることもあります。 例えば前述の自動車学校Aの合宿に参加して免許を取得する場合、2024年6月までの料金と2024年11月まででは料金設定が異なります。 ドミトリーシングル(自炊)で受講する場合、基本の料金は24万7500円ですが、1月23日~1月26日または3月24日~3月29日では税込で25万8500円、7月23日~28日または8月30日~9月8日では税込み27万8300円と、基本よりも高い金額設定になっています。 受講する時期が親子で異なることで、昔より料金が高いと感じる可能性があります。
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