「憧れの年収1000万円」日本では5.4%のみ。では世帯年収だと目指しやすい?
10世帯に1世帯は世帯年収1000万円を超え
年収1000万円以上の人の割合と、世帯年収1000万円以上の世帯の割合や手取りを比較して解説しました。 世帯年収1000万円以上の世帯の割合は、およそ10%となっています。 年収1000万円以上の人の割合と比べると、約2倍の結果となりました。 冒頭で説明した賃金の伸び率が増加していることもあり、世帯年収1000万円を超える人の割合は今後増える可能性があります。 しかし、実質賃金は過去最長の26ヵ月連続マイナスとなり、まだ物価の伸びに賃金が追いついていない状況です。 今後、賃金がどのような推移をたどるのか、引き続き注目が集まります。
参考資料
・厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和6年5月分結果速報」 ・厚生労働省「2023年 国民生活基礎調査」 ・総務省統計局「家計調査(家計収支編)」 ・国税庁「給与所得者と税」
川辺 拓也