人口減、少しでも抑えたい…。今こそUターン推進・青森県民運動を
青森県がUIJターン促進を目指して発行しているパンフレットの数々。市町村などもさまざまな施策を打ち出して人口減の抑制に努めている
わが国の人口減は出生率から考えて確実と言わざるを得ず、なかでも、青森県をはじめ地方の人口減は顕著だ。国立社会保障・人口問題研究所の報告によると、青森県の人口は、2045年には82万4千人になると推計されている(「日本の地域別将来推計人口」、2018)。大きな要因の一つは若者の県外流出で、総人口の減少に加えて、生産人口の減少が地域の活性化という点では不利になる。人口減を止めることは難しいと思われるが、少しでも抑えることを目指すべきだ。県をはじめ市町村などがUIJターンの推進に力を入れている。成果は挙がっているようだが、転出を補うほどにはなっていない。自治体中心だけでなく、あらゆるセクターを巻き込んだ県民運動に広げ、高めていくというのはどうだろうか?(佐藤敬・青森中央学院大学学長、医学博士)
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