【英才教育・早期教育】子どもの成長のために保護者ができること・気を付けたいこと
子どもの成長につながる英才教育・早期教育の取り組み方
英才教育や早期教育をお子さまの成長につなげるには、お子さまが好きなことを見つけて、それに関する好奇心を満たす環境を整えることが、一番大切なサポートになるでしょう。 そのための第一歩として、お子さまが何に興味を示すのか、よく観察してみてください。 そして興味を持っていることに合わせた遊びや、お子さまが自分からもっとやってみたくなる環境を考えてみてはいかがでしょうか。 観察していてもお子さまの興味や好きなことがよくわからない、というケースもあると思います。園に通っているお子さまであれば、園の先生に園での様子を聞いてみるのも一つの方法です。家庭にはない環境で過ごすお子さまの、意外な興味や関心を見つけられるかもしれません。 何が好きかを見つけるには、お子さまが「これが好き」「これがやりたい」と言えるように、お子さまの言葉を引き出す声かけがとても大事になります。 たとえば「◯◯が楽しそうだね。やってみる?」など問いかけをしたり、「◯◯が好きなの?」など、お子さまが言いたそうにしている言葉をうまく引き出せるといいですね。 こうしたコミュニケーションを重ねていく中で、自分がやりたいことを少しずつ自分から言葉にしたり、表現したりできるようになるでしょう。また、今は見つからなくても、お子さまが成長とともに自分の世界を広げていく中で、興味や関心を持てるものを自然に見つけることもあるでしょう。あせらずに見守ることが大切かもしれません。
おうちでもできる、お子さまの力を引き出す関わり方
ここからは日常の遊びや生活の中で、お子さまの力を引き出す方法を紹介します。 特別な習い事をさせなくても、あるいは特別な道具や素材を用意しなくても、お子さまの興味に合わせてとことん遊び込めるような環境を作ってあげることは、お子さまの力を伸ばすのに効果的です。 【■遊びの延長線上で取り組む】 たとえば「うちの子は積み木が好きそう」と思ったら、いろいろな空き容器や箱を用意して置いておく、「うちの子は言葉に興味を持っているな」と思ったら、日常的にしりとり遊びを楽しんでみるなどです。 お子さまなりに遊びながら工夫ができて、家族や友達とのコミュニケーションが楽しくなるものや、遊びの中でちょっと難しいことをクリアできそうなものを用意してあげるといいでしょう。 また、何に興味をもつかを知るためにもまずはいろいろな体験を用意してあげるとよいと思います。 【■お手伝いなどを発展させる】 親子でお料理をする、お買い物に行く、どこかに出かけるなど、日常生活の中でも、幼児期のお子さまはいろいろなことを吸収して学んでいくでしょう。 たとえば「料理」に興味を持ったら、危なくない範囲でできることをやってもらうなど、お子さまの「好き」や「得意」をうまく引き出すよう接してみましょう。 【■好きな学びをさらに発展させる】 数字を数えるのが得意なら、一緒にお風呂に入った時に数を数えてみたり、料理で調味料を量るなどで、数字に親しむことができます。 手紙のやり取りが好きなお子さまなら、保護者のかたと手紙を交換すれば、より多くの文字や表現を自然に覚えていくこともできるでしょう。 そのほかにも、生き物が好きな場合、虫を飼ったり植物を育てたりして観察することも、好奇心や学びにつながります。 このように特別な習い事をしなくても、日常の中でお子さまと一緒にいろいろな体験をする時に、ちょっと工夫をして何かを身に付けられるようにする。 そういった行動が、やがてお子さまが興味を持ったことに主体性をもって取り組んでいける力を育むでしょう。