【英才教育・早期教育】子どもの成長のために保護者ができること・気を付けたいこと
英才教育・早期教育で気を付けたい点
【■生活のバランスに目を配る】 英才教育や早期教育の注意点の一つは、お子さまの生活のバランスを崩すようなスケジュールにしないことです。 幼児期は五感をとおしていろいろな体験から学ぶことがとても大事な時期。 家族やお友達とのコミュニケーション、遊び、さまざまな日常の生活体験などをバランスよく行うことが必要です。 特に、幼児期は睡眠時間が平均10時間程度と長く、1日の中で自由に過ごす時間は、園に通っているお子さまの場合は、降園後から就寝までの数時間になります。 そのような限られた時間の中で、長時間の英才教育や早期教育を取り入れれば、他の活動が少なくなり、お子さまの発達に影響を及ぼすリスクがあります。 睡眠時間、生活のために必要な時間や自由に過ごせる時間などをしっかり確保するように気を付けましょう。 【■楽しそうに取り組めているか観察する】 もう一つ気を付けたい点は、たとえば先生が厳しい、プログラムの内容が合わないなどの場では、お子さまもストレスを抱えてしまう可能性があること。 お子さまの様子に十分気を付けて、習い事に行きたがらないといったような辛そうな様子のときは無理をさせないほうがいいでしょう。 そのまま無理をさせると苦手意識につながって逆効果になってしまいます。お子さまと話をして、気持ちを聞いてみるといいですね。 時には、お子さまの生活バランスや習い事を見直す決断も必要です。 習い事をとおして、お子さまの姿を観察し、その興味を大切にしてあげてください。
【■保護者のかたの気持ちを押し付けない】 「自分がピアノを習っていたので子どもにも習わせたい」など、保護者のかたがどうしても習わせたい習い事もあるかもしれません。 それ自体は悪いことではありませんが、なかには保護者のかたを喜ばせるために無理して習い事をがんばってしまうお子さまもいます。 保護者のかたの喜んだ顔は、お子さまにとってはとてもうれしいものなのです。 無理をしてしまっている場合、お子さま自身の興味や、本当にやりたいことに向かう気持ちを伸ばす妨げになるかもしれません。 保護者のかたや先生と一緒に取り組める楽しさを味わえるなど、お子さまが楽しめることにつなげる工夫が大切です。 【■結果ばかりに注目しない】 習い事で「賞を取ってほしい」など、保護者のかたがお子さまの結果に注目することもあると思います。 思うような結果が出ない時や、友達の結果と比べてしまった時などに保護者のかたががっかりした姿をお子さまに見せたり、「もっとこうしなさい」とリードしてしまったりすることは控えたほうがよいでしょう。