えぇ知らんかった……痛ましい事故を減らす為に知っておくべき[チャイルドシートの新基準]とは
■チャイルドシートは身長ごとに3種を使い分ける
チャイルドシートには乳児用・幼児用・学童用の3タイプがあり、それぞれ兼用タイプもある。 乳児用は身長76cmを超えるまで衝突安全性の高い後ろ向き使用がマスト。幼児用は76cm~105cm、学童用は150cmまで使える設計だ。乳児・幼児用はシート本体をクルマの座席にシートベルトやISOFIXを使ってしっかり取り付け、子どもの体はシートに備わる5点式ハーネスで拘束する。 また、学童用はシートベルトが使える高さまで座面を上げる仕様なので、子どもを座らせてからシートベルト1本で子どもの体とシートを同時に固定する。 学童用シートは常にクルマの座席に固定されているわけではないのでシートが滑って動きやすく、子どもの着座姿勢も崩れやすい。特に背もたれなしのブースターシートは正しく使われている状態のほうが珍しいといえる。 クルマに乗った時点では正しい位置にベルトが掛かっていても移動中に眠ってしまったり、兄弟でじゃれあったりするうちにベルトが首やおなかに掛かる状態になってしまうのだ。 最近はブースターシートにおいても簡単、確実に固定できるISOFIXタイプが普及してきたので、これから買うならぜひISOFIX固定を選んでほしい。
■チャイルドシートはこう使おう&こう選ぼう
まず子どもの身長を目安に使用できるチャイルドシートを選んだら、「R129認証」を得ているかを確認(旧基準のR44も新品ならOK)。次にクルマとの適合を車種適合表等で確認する。 絶対にやってはいけないのは「年齢」で選ぶことだ。年齢は単なる目安なので身長を基準に選ぶことが必須となる。