イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督(C)Getty images

【欧州・海外サッカー ニュース】イタリアサッカー連盟（FIGC）は30日、UEFAネーションズリーグリーグAグループ2の2試合に臨むイタリア代表メンバーの23名を発表した。 【動画】イタリアがW杯を逃した瞬間

FIFAワールドカップ（W杯）カタール2022への出場権を逃して2大会連続でサッカーの祭典から遠ざかるイタリア。昨年9月に発足したルチアーノ・スパレッティ新体制でチームの再建に取り組み、今年6月のEURO2024に臨んだが、W杯出場権を競った因縁のスイスに決勝トーナメント1回戦で敗れてベスト16敗退に終わった。 イタリアサッカー連盟（FIGC）はその後、スパレッティの続投を決定しており、元ナポリ指揮官の下で来月、ベルギーやフランス、イスラエルと同居するUEFAネーションズリーグのリーグAグループ2に挑むことになる。FIGCは30日、フランス戦（日本時間9月7日3:45）およびイスラエル戦（同9月10日3:45）へ臨む23人の招集リストを公式サイト上で発表した。 アッズーリの新顔は、アタランタの下部組織出身で、今夏、レスターに新天地を求めた23歳のDFオコリと、ミランの下部組織出身で、フロジノーネからアタランタに期限付きで移籍したばかりの24歳MFマルコ・ブレシャニーニとなる。また、賭博騒動による出場停止期間が明けたサンドロ・トナーリや、2023年11月以降、アッズーリから遠ざかっていたキーンが代表復帰を果たした。 なお、常連のニコロ・バレッラは、副鼻腔炎のため代表ウィークに鼻の手術を予定しており、クラブや選手本人と合意の上で代表メンバーから外れている。アッズーリのメンバーは、現地時間の来月1日にフィレンツェのコヴェルチャーノにある代表施設に集合し、アウェーでのフランス戦に向けて準備を行う。 また、イタリア代表チームのスタッフを務めるジャンルイジ・ブッフォンは、UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）組み合わせ抽選会に出席した際に、アッズーリについて語っている。 「メディアが思わせようとしているほど弱くないと思う。この4年間でUCLやヨーロッパリーグ（UEL）決勝を経験したり、UELやカンファレンスリーグ、EUROで優勝したりした選手が10数名いる。このレベルの選手がこれだけいるのなら、強いチームだ。だが負け方が良くない。気持ちの面で足りないものがある。技術や戦術ではなく、この点において選手たちが全力を出し切れるように努めていかなければならない」 「若手の抜てき？　ベテランか若手かではなく、良い選手かどうかの論争をするべきだ。代表には、独自の見方があるべきだと思うが、私は、強い選手、ふさわしい選手に道を開けるべきだと考えている」 イタリア代表メンバー23選手は以下の通り。 イタリア代表メンバー（8月30日発表） GK ジャンルイジ・ドンナルンマ（パリ・サンジェルマン） アレックス・メレト（ナポリ） グリエルモ・ヴィカーリオ（トッテナム） DF アレッサンドロ・バストーニ（インテル） ラウル・ベッラノーヴァ（アタランタ） アレッサンドロ・ブオンジョルノ（ナポリ） リッカルド・カラフィオーリ（アーセナル） アンドレア・カンビアーゾ（ユヴェントス） ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ（ナポリ） フェデリコ・ディマルコ（インテル） フェデリコ・ガッティ（ユヴェントス） カレブ・オコリ（レスター） デスティニー・ウドジェ（トッテナム） MF マルコ・ブレシャニーニ（アタランタ） ニコロ・ファジョーリ（ユヴェントス） ダヴィデ・フラッテージ（インテル） ロレンツォ・ペッレグリーニ（ローマ） サムエレ・リッチ（トリノ） サンドロ・トナーリ（ニューカッスル） FW モイス・キーン（フィオレンティーナ） ジャコモ・ラスパドーリ（ナポリ） マテオ・レテギ（アタランタ） マッティア・ザッカーニ（ラツィオ） 試合情報 フランス vs イタリア : リーグAグループ2 第1節 試合時間：2024年9月7日（土）日本時間3:45 会場：パルク・デ・プランス イスラエル vs イタリア : リーグAグループ2 第2節 試合時間：2024年9月10日（火）日本時間3:45 会場：ボジク・アレーナ