怪我が原因? 元フランス代表の31歳DFヴァランが電撃引退を検討か…セリエA昇格組のコモに今夏加入もデビュー戦で負傷 | セリエA
【欧州・海外サッカー 最新ニュース】コモに所属する元フランス代表DFラファエル・ヴァランに現役引退の可能性が浮上している。 レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドといった名門クラブでプレーしてきたヴァランだが、新天地・コモでのデビュー戦で負った怪我が原因でキャリア続行の危機に瀕している模様だ。 今年7月、契約満了に伴いマンチェスター・Uを退団していたヴァランはセスク・ファブレガスが監督を務めるコモへと加入した。契約期間は2026年6月末までの2年間。セリエA昇格組であるコモのファンは、世界最高のCBと称されたヴァランの到来を喜んだ。 ヴァランは、現地時間8月11日に行われたコッパ・イタリア・ラウンド64のサンプドリア戦に先発出場を果たして新天地デビューを飾った。しかし、前半23分に無念の負傷交代。以降は試合出場がなく、コモのセリエA登録メンバーからも外れていた。 イタリア人記者ファブリツィオ・ロマーノ氏は9月25日、自身の公式Xでヴァランの近況に言及。「先日の怪我の後、ラファエル・ヴァランはプロサッカー選手からの引退を考えているようだ」と伝えた。コモとの契約を解消して再度新天地を探す可能性も残されているなか、同氏によればヴァランは「引退を具体的な可能性として検討している」という。 レアル・マドリードでは、リーグ優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝4回、FIFAクラブワールドカップ優勝4回と、まさにタイトルを総なめにしたヴァラン。また、フランス代表としてもロシアで開催された2018 FIFAワールドカップを制覇し、世界王者の称号を手にした。一方、ヴァランのキャリアは栄光だけに彩られていたわけではなく、負傷との戦いという側面も併せ持っている。現在31歳とまだ老け込むには早い年齢だが、度重なる負傷歴に加えて今回新たな怪我を負ってしまったことで、現役引退が視野に入ったとしても不思議ではない。 果たして、あらゆる強力アタッカーを止めてきたCBはスパイクを脱ぐという決断を下すことになるのだろうか。