「女性というのは…」女子競泳の放送中に“性差別発言”、解説者が降板「無礼な発言よ」同席した元選手も一刀両断【パリ五輪】
ベテランの解説者が、不適切な発言をしたとして降板処分となった。英放送局『BBC』や仏通信社『AFP』などによると、降板したのはボブ・バラード氏。元BBC記者で1980年代から世界のスポーツ報道に携わってきた人物だ。 【画像】パリ五輪直前!エッフェル塔に輝くオリンピックのシンボルマーク! バラード氏は、世界各国で放送されているスポーツ放送局『Eurosport』の解説者として、7月27日に行なわれた女子4×100メートル自由形リレーを担当。表彰式で金メダルを受け取ったオーストラリア代表チームがプールサイドから退場する際、“性差別発言”をしたのだ。 「彼女たちはいま、帰るところです。皆さん知っての通り、女性というのはウロウロしたり、化粧をしたり。そういうものです」 バラード氏のこの発言に対して、2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪に出場した元英国代表の競泳選手で、同じく解説を務めていたリジー・シモンズ氏が「無礼な発言よ」と一刀両断した。 このやりとりが切り取られてSNSで拡散すると、賛否両論が巻き起こった。「軽いジョークだ」という意見が出た一方、「軽率な発言だった」「性差別だ」という批判の声も挙がった。『Eurosport』は翌日、騒動を引き起こしたバラード氏の降板を発表した。 英紙『Daily Mail』によると、バラード氏は「私の発言が一部の人を不快にさせてしまった。謝罪したいと思う。誰かを怒らせたり、けなすつもりは全くなかった」と謝罪の声明を発表している。 構成●THE DIGEST編集部
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