【ビジネスの極意】ビジネスにおける教育手法「ケースメソッド」とは?|ケーススタディとの違い、実施手順を解説
ケースメソッドの3つのメリット
ケースメソッドのメリットとして以下の3つが挙げられます。 ・知識が身につく ・実践的な能力が身につく ・リーダーシップを育成できる それぞれ詳しく解説していきます。 ◆メリット1:知識が身につく ケースメソッドを実施することで知識が身につくメリットがあります。実際にいくつものケースメソッドを実施することで、重要な意思決定が求められるシチュエーションをたくさん知ることができるからです。 また、ケースメソッドはあくまでも机上の授業形式なので、自分に関係ないジャンルのケースからも経験値が得られます。ケースメソッドを通じて資金調達の雰囲気を理解しているエンジニアと、そうでないエンジニアとでは、視点が明らかに違ってくるはずです。 このように、ケースメソッドを通じて幅広いジャンルの知識を身につけておくことは、ビジネスを有利に進められるきっかけに繋がります。 ◆メリット2:実践的な能力が身につく ケースメソッドを実施することで、実践的な能力が身につくようになります。 ケースメソッドは、ケースに没入して問題解決方法を探る授業形式なので、受動的な授業形式に比べて実践的な能力の習得に繋がりやすいと考えられます。特にこれは、新人研修で大きなメリットになるでしょう。 自らが主体的に物事を考えるケースメソッドであれば、現場でも活用できる実践的な能力を身につけられる可能性があるのです。 ◆メリット3:リーダーシップを育成できる ケースメソッドを実施することで、リーダーシップを育成できる可能性があります。ケースメソッドで養える問題解決能力、主体性、実践力は、いずれもリーダー人材に求められる資質です。 また、ケースメソッドでは、意見の違う他者と議論する機会もあります。これは、意見が食い違う部下を相手にする状況に近いはずです。そのため、ケースメソッドは、リーダー人材の研修でも活用可能だと考えられます。