10月はピンクリボンの乳がん月間! 助産師がレクチャーする、正しい自己触診をするための簡単5ステップとは。
んに関する正しい知識を普及するさまざまなキャンペーンが世界中で展開されるなか、婦人科系の情報を発信するインフルエンサーの助産師シャルリーヌ・ガヨーが、自身のインスタグラムで、乳がんのセルフチェックの手順について詳しく解説している。 助産師シャルリーヌ・ガヨーの動画 を見ながら、セルフチェックをしてみよう! 仏キュリー研究所によると、乳がんが女性のがんによる死亡原因の第1位であり、8人に1人が罹患すると報告されている。しかし、早期発見・早期治療なら、約9割は治癒するともいわれているので、普段から乳房をセルフチェックして、がんの芽を見逃さないことが重要になってくる。そのためには正しい手順を知っておく必要があるだろう。
乳房触診の5つのステップ
シャルリーヌは、乳房を触診するための5つのステップを詳しく説明している。まずは上半身裸になったうえで、鏡の前に立とう。そして両腕を上げ、次に脇を閉じるように腕を下ろした状態からチェックスタートだ。 1. 乳房の見た目に異常がないか、視診する。しこりの有無、オレンジの皮のように皮膚が硬く毛穴が目立つ状態になっていないか、赤み(紅斑)がないかを観察する。 2. 触診では、「3本の指(編集者注:人差し指、中指、薬指)で、乳房全体に小さな円を描きます」 3. 同じ指を使って、鎖骨の周りと、腕を上げて脇の下のリンパ部分に触れる。 4. 乳首を絞って、分泌物が出ないかを確認する。 5. もう一方の乳房でも同じ動作を行う。 そして彼女はキャプションで、「通常と異なる違和感があった場合は、助産師や婦人科医に相談してください」と強調している。 セルフチェックの頻度については、キュリー研究所の婦人科医であるナスリン・カレットは、4~5カ月ごとに行うことを推奨している。医師はまた、自己触診をするタイミングは生理が終わってからが望ましいと付け加えている。なぜなら、生理中の乳房は、普段より重く張っており、表面がざらざらすることがあるからだ。 もちろん、セルフチェックはがん検診に代わるものではないので、専門医による定期的ながん検診を並行して行うことも、くれぐれもお忘れなく!